50年代風テレは思いのほか高値になってしまって、無事リクエストしていただいた方の手に渡ったか不安なので、少し遅れてLegendをベースにした廉価版も製作中です。調子にのってついつい造り込んでしまった私が悪いのですが、今度こそ「ちょいカスタム」で行きます
【Legendですが完全な2ピース材です:ザグリ形状もドンズバ】
それから同じくリクエストを頂いているブルームフィールドテレも、「なんとか年度内に」と言っていましたが、今度の土日で完成できそうです。これというのもお天気が安定している上に風の強い日が多く、一日一工程が可能なためです
【下塗りを終え、これから1回目の研磨作業に入ります】
さてFIRST ACT ③の各種キャビティーの切削作業です
①まずはフロントとセンターにストラトと同じテンプレで穴を開けます(リアはそのまま)。
②次にストラト用の舟型ジャックを装備するためのキャビティーを開けます。元々裏側からコントロールキャビティーを開けてあるので、切削量はそれほど多くありません。
③従来のサイドジャックは埋めてしまいます。OPB改造ではジャックをトップからサイドに移しますが、今度はサイドを埋めてトップに移動です。カスタム好きはアレコレ忙しいですね
ここの径は22mmだったのですが、ホームセンターのラミン棒は20mmと24mmしかなかったので、24mmをテーパー状に削ってきつく栓をした感じです。
【旧ジャックプレートのネジ穴も埋めて着色します】
④最後は一番大きなコントロールキャビティーで、特にセレクターの部分を深く落とし込み加工するのが難しかったです。それからスイッチPOTの部分も深くする必要があります。
【ルーター加工の前に各種ドリルやノミで大雑把に彫っておきます】
それと画像がありませんが、組み立ての段階でリアPUキャビティーの底にも深い溝が必要だと分かり、U字型の溝を追加加工しました。これはピックアップ3個分(各独立したアースを含め計9本)の配線が全てまとまると、リアPU下のスペースが不足するためで、本物のヴィンテージストラトもこの部分にカービングマシンでU字溝が彫られています
次回お披露目を目指します