記事ネタは山ほどあるのですが、ブログに向かう時間がなかなか取れずにいます
今夜はかなり久しぶりとなる『過去の製作品』を追加しておきます。先日の記事でちょこっと触れていたストラトのブラックビューティーカスタムのご紹介です。
私は過去に2本製作していますが、最初の物は画像データによると2015年2月23日の日づけになっており、もう丸4年も前の話になります。この日づけは完成品の撮影日なので、実際には2014年末に作業はスタートしていたと思います。
TOKAIのストラトがベースですが、ピックガードの下が3ハムザグリになっていたところから着想を得たと記憶しています
【純正の3ハムザグリになっていました】
80年代もヴィンテージレプリカブームの去った中期以降になるとTOKAIもヘビメタ用の変形ギターやTALBOのようなオリジナルモデルの開発に重点が移ります。一方で従来のストラト等は3SだけでなくSSHやHSHにも対応できるように3Hザグリの共通ボディーにしておくという合理的設計がしてあったのでしょう。当時のFENDERのLEADシリーズ等にも見られる設計です。今なら弁当箱ザグリでしょうけど・・・
ただ、これを製作した後、心の隅にちょっとだけ後悔が残っていました
せっかくのストラトなのに、なぜかサイドジャックだったんですよね~
それで2本目を製作する事となりましたが、これは3年以上経った昨年夏の製作です。
今度はFERNANDES製を使いましたが、FANCTIONの流れを汲む製品なので、やっぱりサイドジャック方式でした
しかし3年の歳月を経た私もこの程度では屈しなくなっています
舟形ジャックのザグリを再現して強引に仕様変更しました
とはいえ、元のジャックもそのまま残し、2アウトプット方式としました。信号を2系統取り出す事ができればステレオで鳴らす等色々と面白い使い方もあるでしょう。
また、フェルはHSHザグリだったので、センターPUキャビティーの拡張も実施しています。
サーキットは、フロントとリアを選択する3ポジションセレクターに1vol・1toneで、普段はフロントとリアだけが機能し、一番外側のノブがセンター専用のmixボリューム、これをPULLすると位相反転(フェイズアウト)します。
このブラックビューティーストラトは、リフィニッシュしないで済むように、最初からオールブラックのストラトを使うので製作自体はあまり大変ではないのですが、とにかくGOLDパーツを一式揃えるのが大変で、コストも本体以上にかかる場合もあります
しかしこれを持ってステージ立てば、注目を集めることは間違いなしです
特にステージ後半、3PUレスポールカスタムからコレに持ち換えればクールですね