FIRST ACTを立て続けに2本入手しておいた事はすでに触れてありますが、そのもう一方を料理しようと思います。
とはいえ・・・明日夜明け前に福岡に向けて出発するので、この土日で塗装剥がしを終えたところで作業は一時中断です
シンプルでなかなかセンスのいいデザインのギターだとは思っていますが、カラーバリエーションがまったく無いみたいですね このブラックしか見たことありません。
ピックガードはファイヤーパターンなんだから、赤くらいあってもいいと思いますけどね
ちなみにこのファイヤーパターンは塗装です。前回これごと水色に塗ったので、後でシンナーで拭き取ったらただのグレーになりました。
画像では瞬時に作業完了ですが、ここまでの作業時間は20時間以上です。プロ工房でボディーとネック両方を完全に木地に戻すと軽く10万円コースです(むろん塗装抜きで)
塗料の種類や塗装工程はメーカーによってまちまちですが、カラーコートまでは加熱することで大雑把に剥がせます。大変なのはそれからで、多くの人はあまりの大変さに挫折します
シーラー層は私の場合、120番⇒180番⇒240番⇒320番と番数を落としていきます。FENDER社も最後は320番だそうですが、私はナチュラルに仕上げる場合に限って400番まで落とします。
さらに何をやっているのかというと・・・
FIRST ACTは、表裏に0.5mmほどの化粧板が貼ってあるのですが、どの個体を見てもほぼ均等割りの3ピースで良い木目を持っているので表側だけ化粧板を剥がしてみました(仕上げ含めてさらに5時間)
クッキリとした木目が現れました
さらに生地着色を施して木目を強調してみます。
タイガーストライプにも似た複雑な杢が出ています。
エンド側から見ると、ほぼ均等割りの3ピースです。どの個体もこんな感じです。
これが3週間後、いったいどんなギターに変身するのかはお楽しみにしておいてください