今回のテレキャスターの場合、サーキットは再配線する以外はノーマルテレのままとし、塗装のリアリティーに凝ることにしました
本物はなんということはないホワイトだと思いますが、64年製ということはまだ下地塗装も含めて全てラッカーの時代です。トップコートのクリアーが色焼けしてクリーム色になり、そのトップコートが擦れた部分からはカラーコートのホワイトが見える状態になっています。これを再現するためにホワイトアンダーコートの上にクリームを吹き、さらにトップコートを吹いてレリック加工を施しています。
ホワイトアンダーコート
その後クリームを吹いて、ウェットサンディングの工程で部分的に下地が露出するまで研磨してわざとムラを出します。
・・・で、トップコートの研磨も終えてからレリック加工です。
組み立てやセットアップの場面も紹介したいですが、ぜ~んぶ省略し、完成です
ネックもオールラッカーリフィニッシュです
このストラップボタンは本物にはない装備ですが、実用するためには仕方ないことです。
極薄のラッカーフィニッシュは追加のレリック加工も容易です。
本物のネック裏はこんなに剥げてませんけど、リアルなレリック加工を施しました。
ボディーを一部ブッた切ったせいもありますが、3kgを切る超軽量で、生鳴りがとても大きいです
このあともテレキャスターのカスタム品が続きます 大量のテレストックを何とか減らしたい