さて、現在進行中のプロジェクトを数回に分けて公開します
ただし今回は、完成するまで何を作っているかは秘密です。しかも、種明かししたところで、このモデルを知っている人はあまりいないかもしれません
それでは、どうぞご覧ください
ベースとなるモデルはテレキャスターですが、塗装を剥がしたのは3年以上前で、何というブランドの物だったか完全に忘れてしまいました
ボディーの上に今回目指すモデルが写っているアルバムを置いて撮影していたので、黒で目隠しさせていただきました。
このテレの特色は、コントロール部分に金属プレートを使わず、ボディー裏側から仕込まれている特殊なタイプだということです。TEJと同じような感じです。
穴が2つしかありませんが、2ピックアップのモデルなので、推測ですが1ボリューム&1セレクター(ミニスイッチ)というシンプルなシステムだったと思われます。
まずはこの2つの穴を塞いでしまい、ストラトのようにボリュームをリアピックアップの真下あたりに、またトーンはアウトプットジャックに近い位置に移動します。
この穴開けは、ボディー裏側まで垂直に貫通させる必要があるため、ハンドドリルではなくてボール盤で開けます。
表側だけ見ると、そう大がかりな作業に見えませんが、ボディーをひっくり返してみると、オリジナルのキャビティーはまったく用を成さず、POTが入るスペースを新たに切削する大工事だと分かります。
しかも、POTの入るスペースだけではなく、そこを広範囲にカバーするバックパネルを装着するための2mmほどの落とし込み加工も必要になります。
【これで今回の作業は完了】
次回は大きなヒントとなる、ピックアップセレクターの装着スペースを新設する工事を公開します