最初に走って死ぬほど苦しかったにも関わらず

走らにゃいけない強迫観念と

大幅減量への切迫感とで走り続けることを決意。


仕方がないので速いペースではなく、ゆっくりしたペースで行くことにしました。


ということで、走れる日は1日3キロ、ペースは1キロ8分ちょっと。

ウオーキングよりちょっと速いペースです。


よく言われるのは、「おしゃべりしながら走っても苦しくないペース」

私には8分ちょいというペースがそれでした。


長距離をずっと見てきて、知識だけは分かっていたので取り入れたことがいくつか。

一つは、自分で決めた距離(ここでは3キロ)を走り終わったら、必ずダウンジョグを経てウオーキングをすること。

これは呼吸を整えたり、体のダメージを最小限にとどめたりする効果があるからです。

よく取材していて、「お話する前に、ダウン行って来ていいですか?」と選手に言われたのですが、

これをすることで翌日まで疲労を持ち越さないという効果があります。


それに伴い、ストレッチも練習の場所で行うようにしました。

アップはもちろん、ダウンも。

本当は寝転んでやったほうがいいものもあるのですが、はしょって立ってできるものに限定。

その分、時間をかけてやっています。


それと基本的にはペースを体に叩き込むためペース走重視でやっていくことにしました。

ペースを上げ下げすると疲労がくるものですが、

同じペースなら意外とラクにいけるものです。


この三つは、東京マラソンを完走した現在(2009年4月)も継続して取り組んでいます。


こうしてコツコツ続けていくことで、2008年4月は44キロ走ることができました。

最初は8分だったペースが7分半に、3キロが4キロに増えました。

このころは2日走って1日休むというペースでした。