(1)「強欲:究極の依存」(今日の心理学)

Greed: The Ultimate Addiction | Psychology Today

「『もっと』『もっと』が、依存の特徴である」

「お金依存症の人の目標は、お金持ちになることではなく、もっとお金持ちになることである」

「依存行動にエネルギーと時間をつぎ込んでも、真の幸福感を得られるとは限らない」

 

(我々生物は、弱肉強食の生存競争をしています。我々の本能からすれば、少量で満足ということは考えにくいです。『もっと』『もっと』です)

 

(2)「幸せをお金で買う 5つの授業」(ダン、古川訳、2014年)

「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版) | エリザベス・ダン, マイケル・ノートン, 古川 奈々子 | 哲学・思想 | Kindleストア | Amazon

(『お金を多く稼いでも幸福感はあまり増えないのでお金の使い方を考えよう』という本です。例えば、他人のためにお金を使うと幸福感が増えるとのことです)

 

(3)「進化的観点から見た物質依存症」(ネッセ、Ethology and Sociobiology、1994年)

An evolutionary perspective on substance abuse - ScienceDirect

「物質使用障害は、治すべき病態ではない。コントロールすべき特質である」

 

(我々は、甘いものを求めるようにできています。自然な食品を食べている限りは、これでうまく行きます。病気でも何でもありません。しかし、食品を加工するときには砂糖が入れられるので、より美味しく感じられて、我々は食べ過ぎます。コントロールが必要です)

 

(4)「行動科学マネジメント講座」(石田淳、日立ソリューションズ)

     減らしたい行動‥‥困難にする (例:甘いものを家の中に置かない)

                 代わりの行動をする (例:果物を食べる)

     増やしたい行動‥‥容易にする (例:果物を家の中に置く)

 

(5)昨日、骨粗鬆症についての講演(医師会の勉強会)をネットで聴講しました。お年寄りの方は、ビタミンD欠乏症の方が多いとのことでした。また、ビタミンKの欠乏症でも骨折が増加するとのことでした。骨粗鬆症の薬のビスホスホネートの効果測定は、ビタミンDとカルシウムが充分量摂取された状態で測定されているとのことでした。それでは、ビスホスホネートの効果なのか、ビタミンDの効果なのか、分からないですね。