(1)「動物のコミュニケーション Animal communication」(Khan Academy)
https://www.youtube.com/watch?v=f0_8Umbbr2w
「植物も動物へコミュニケーションを行うことがある」
(緑色をしていたミカンが赤くなるのもコミュニケーションの一つです)
(2)「基礎科学:動物のコミュニケーション Primary Science - Animal Communication」(Skwirk Online Education)
https://www.youtube.com/watch?v=i74RbATjBk4
「動物は必要によりコミュニケーションを行う
・視覚
色や形
行動
・聴覚
・触覚
・化学物質」
(3)「動物は言葉を持っているか Do animals have language?」(TED-Ed)
https://www.youtube.com/watch?v=_1FY5kL_zXU&t=203s
「人間の言語の持つ特質
1.分離性‥‥‥(単語や音や文字に分離できる)
2.文法‥‥‥‥(分離したものを組み立てる規則がある)
3.生産性‥‥‥(1.2.により無限のメッセージを作ることができる)
4.転移‥‥‥‥(目の前に無い事態について言及できる)」
人間の言語には1~4のような特質があるが、動物が行うコミュニケーションは、その一部分しか含まない」
(4)「動物のコミュニケーションにおけるタイプ Types of animal communication」(Khan Academy)
「動物のコミュニケーションには次のようなタイプがある
・音
・化学物質
・体性感覚」
(5)「動物のコミュニケーションの進化:信号システムにおける信頼性と欺瞞 The Evolution of Animal Communication: Reliability and Deception in Signaling Systems」(Searcy、January 2005 BioScience 56(10))
「信号を送る側は、常に正しい情報を送るとは限らない。正しくない信号が送られることもある。意図的に正しくない信号が送られる場合には、信号を送る側に何らかの利益がある。クジャクのオスの立派な尾羽根は、そのオスの健康状態を正確に反映するのであろうか。SearcyとNowickiによれば、動物のコミュニケーションは、おおむね正しいが、この正しさは狡猾な送り手の欺瞞をゆるすことになる」
(我々の味覚システムは、砂糖、食塩、脂肪、アミノ酸を感知すると美味しいと感じます。このシステムは、狩猟採集生活をしていたころは正しく機能していました。しかし、現代では食品を加工する際に、それらを混入させて、中身を偽ることが行われます。自然食品を食べるのがお勧めです)
(6)「動物のコミュニケーションの進化 The evolution of animal communication」(Naguib、January 2013 Behaviour 150(9-10):951-955)
https://www.researchgate.net/publication/259235207_The_evolution_of_animal_communication
「動物はいろいろな目的で信号を発する。例えば、宣伝、争いの解決などの目的である。その一方で、ある個体は、他の個体からの信号に含まれる情報を基にして決断を行わなければならない」
「信号を発し、伝達し、信号を受け取り、その情報を理解し、決断するという各過程のいずれもが、エラーを起こす可能性がある。例えば信号の劣化、外からの雑音、受け手の知覚、決断の規則など問題がある」
「動物は、自分の環境の情報を完璧に正しく把握することはない」
(7)「動物の認知とヒトの言語の進化:なぜ我々はコミュニケーションだけに集中できないか Animal cognition and the evolution of human language: why we cannot focus solely on communication」(Fitch、Phil. Trans. R. Soc. B 375: 20190046、18 November 2019)
https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rstb.2019.0046
「動物のコミュニケーションとヒトの言語との間には大きな隔たりがある。それは、進化の不連続性の根拠とされることもある。動物のコミュニケーションを研究することは、ヒトの言語を研究する『王道』とされるが、動物のコミュニケーションは機能が限られている。私は、動物のコミュニケーションではなく、動物の知覚が重要であると考える。動物の知覚を研究すべきだ」
(8)「動物のコミュニケーションの紹介 An Introduction to Animal Communication」(the nature education、Knowledge Project)
https://www.nature.com/scitable/knowledge/library/an-introduction-to-animal-communication-23648715/
「信号の送り手と受け手が、常に共に利益を受けるとは限らない」
(例えば托卵においては、大きい卵の個体(ホトトギス)は利益を受けますが、その信号の受け手のウグイスは不利益を受けます)
「オスのカイコ・ガは、メスのカイコ・ガの姿よりもフェロモンに強く引かれる」
「Vervet サルは、近づく捕食者がタカかレオポルドかヘビかで、仲間に伝える信号を変える」
(9)「信号理論 Signalling theory」(Wikipedia 英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/Signalling_theory
「信号理論における中心的な課題は、次の問題である。『性淘汰における場合のように、信号の送り手と受け手で利害が異なる場合、どのようにして信号の正直さが保たれるのか』」
「クジャクの尾羽根のように、維持するのにコストがかかり、真のハンディキャップであるのなら、それは正直な信号である。そして、この信号伝達は、進化的に安定した戦略となる」
「Eurasian jayという鳥が捕食者を見つけた時の警告の鳴き声は、正直な信号である。毒ガエルの目立つ色彩の警告信号は、正直な信号である」
(10)「動物の言葉」(ナショナルジオグラフィック別冊、2020年7月6日)
「(植物は)仲間の植物には、仲間でない植物とは違う反応を示す」
(周囲が身内の植物である場合は、光や栄養や水を分け合います。周囲が別の植物である場合は、敵対的に対応し、光や栄養や水を少しでも奪うような対応をします)