COI (利益相反 conflict of interest)


(1)医者であること
医者であること自体が、かなり大きな利益相反です。主要なメタボ系の病気が予防されれば、医療需要は激減し、多くの医者が不要になるでしょう。逆に予防されずに、重い病気の人が多数出現すれば、医療需要は増加するでしょう。

(2)老人施設に勤務していること
老人施設は、出来高払い制ではなく、定額制です。検査や投薬をすればするほど収入が増えるわけではありません。この点で、病院や診療所とは大きく異なります。予防を熱心に行うインセンティブ(動機づけ)があります。この点では利益相反は、あまり無いかもしれません。

(3)本を書いていること
私はこれまでに本を5冊書きました。うち4冊は、今もアマゾンで売っています。「保健学の実践」「砂糖の害」「年長者の医療と介護」「進化を踏まえた健康法」の4冊です。

 

         

(4)株を買ったこと
最近私は、株を買いました。それぞれ少ない額です。私は「物づくりより情報が重要だ」と考えています。それで買ったのは、アルファベット(Youtubeの親会社)、マイクロソフト、アマゾン(本が読める)、ソフトバンクなどの株です。また、TEDのスポンサーになったことのある企業の株(トヨタ自動車など数社の株)です。またメルク社は、医学の本「メルク・マニュアル」を無料公開しています。インデックス株を買えば、タバコ会社や砂糖会社やアルコール会社にもお金を渡すことになります。

タレブの「身銭を切れ」という本を読んだところ、自分の主張を裏付けする行動をすべきだと書いてあり、影響を受けました。