(1)「砂糖を多く摂るの習慣をどのように打ち破るか:そしてその過程であなたの健康をどう改善させるか How to break the sugar habit-and help your health in the process」(ハーバード大学、2013年7月)
https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/how-to-break-the-sugar-habit-and-help-your-health-in-the-process
「砂糖を多く摂る習慣がある場合には、砂糖を含む食品を避けて、果物や全粒穀物や野菜や良い油や脂肪の少ない蛋白質を食べるのが良い」
「・家の中には、果物を置く。お菓子などの砂糖の多い食品を置かない
・砂糖を入れるとしても自分で入れる。無糖のアイス紅茶やヨーグルトに、自分で砂糖を入れる。自分で入れると業者よりは少ない
・食品の中の隠れた砂糖に注意する
・朝食を抜かない」
(業者は、容赦なく砂糖を入れるでしょう)
(2)「我々はなぜ砂糖を渇望するのか:そしてその習慣を打ち破るにはどうすればよいか Why we crave sugar, and how to beat the habit」(ワシントン・ポスト紙、2018年1月26日)
https://www.washingtonpost.com/lifestyle/wellness/explaining-the-siren-song-of-sugar-and-how-to-beat-the-habit/2018/01/26/8a9557f8-f7ae-11e7-a9e3-ab18ce41436a_story.html
「砂糖を加えられた食品を食べると、血糖は急上昇する。そしてインスリンが分泌され、血糖は急下降してわずかに下がり過ぎる。その時に砂糖を渇望する」
「血糖値を急上昇させる食品を食べないのが良い」
(良い食事をすることは、悪い食事の影響を断ち切るためにも必要なのですね)
(3)「1ヶ月で砂糖依存症を治療する:ある栄養士がその方法と理由を説明する One-month sugar detox: A nutritionist explains how and why」(CNN、2018.3.22)
https://www.cnn.com/2017/06/09/health/sugar-detox-food-drayer/index.html
「3日間、加えられた砂糖を含む食品を完全に排除し、さらに果物や穀物や乳製品も排除して、野菜と蛋白質と良い油だけにする。4日目には、リンゴを1個だけ食べることができる。こうして、スケジュールに従って1ヶ月かけて、少しづつ食べることができる食品を増やす。人工甘味料もやめる」
「最初の3~5日に退薬症状があるかもしれない。頭に霧がかかったように感じるとか、怒りっぽくなるとか、疲労を感じるとか、不安を感じるとかである。気分が悪くなるようなら、このプランを中止して、果物を食べるのが良い。また、糖尿病の人や、血糖の薬を飲んでいる人や、運動量の多い人や、妊婦さんは、このプランを行うことはできない」
(4)「世界保健機構は、大人や子どもの砂糖摂取を減らすように、国々へ呼び掛ける WHO calls on countries to reduce sugars intake among adults and children」(世界保健機構WHO、2015年3月4日)
https://www.who.int/mediacentre/news/releases/2015/sugar-guideline/en/
「砂糖摂取は、摂取エネルギーの10%以下に制限すべきである。5%以下ならなお良い。2000キロカロリー摂取する人なら、50グラム以下に制限すべきである。25グラム以下ならなお良い」
「次のようなことを行う国がある。加工食品にラベルを付けること、砂糖の多い食品や飲料水を子どもに宣伝することを制限すること、砂糖の多い食品や飲料水への価格政策、砂糖の多い食品や飲料水を販売する企業との対話などである」
(5)「2020年を砂糖を減らす年にしよう Make 2020 the Year of Less Sugar」(ニューヨーク・タイムズ紙、2019年12月30日)
https://www.nytimes.com/2019/12/30/well/eat/sugar-diet-healthy.html
「砂糖を多く食べるほど、加齢が速く進む」
「まず朝食から、加工食品を自然食品に変更する」
「デザートを食べたいときには果物を食べる」
「甘い物を食べないでいると、甘い物への渇望が生じることがあるが、我慢していると渇望は弱まってゆく」
「砂糖を加えられたものを3週間摂らないでいると、脳のドパミン・システムは正常に戻る」
(糖尿病では加齢が速く進みます。高血糖による糖毒性の影響です。糖化反応により動脈が硬くなります)
(6)「加えられた砂糖をどれだけ摂って良いかを知ろう Know Your Limit for Added Sugars」(CDC、2019年4月3日最終確認)
https://www.cdc.gov/nutrition/data-statistics/know-your-limit-for-added-sugars.html
「加えられた砂糖は、摂取エネルギー全体の10%以下にすべきである。多くのアメリカ人は、これを超えている」
「砂糖の入った飲料を飲む代わりに水を飲むのが良い。お菓子を食べる代わりに果物を食べるのが良い」
(7)「砂糖依存症の真実 The Truth About Sugar Addiction」(Youtubeの動画、BBCドキュメンタリー、2016年8月21日)を再度見ました。
https://youtu.be/VfsTgEn4CDU
「甘いものが食べたいときは果物がお勧めである」
「甘いものを減らすときには、家の中からお菓子などを無くする」
(8)「砂糖の秘密 The Secrets of Sugar」(youtubeの動画、CBCカナダ<カナダの公共放送>、2014年10月3日)を再度見ました。
https://youtu.be/K3ksKkCOgTw
「砂糖は、インスリン抵抗性をもたらし、インスリン抵抗性は、糖尿病、脂肪肝、アルツハイマー病をもたらす」
「ラットに、北米のヒトの砂糖摂取量に相当する砂糖を食べさせると、脳にダメージが生じて学習能力が低下する」
(認知症病棟には、甘いものが好きな人が多くおられます)
(9)「砂糖依存症の新しい科学 The New Science of Sugar Addiction」(Youtubeの動画、カリフォルニア大学、2011年7月15日)
https://youtu.be/M7Djf8AkU6g
「エール大学食物依存質問紙の妥当性を検討した。妥当である」
「食物依存を起こしやすい食品は、アイスクリーム、チョコレート、クッキーなどである」
「フランスで、マクドナルドの店舗数が増えるのと並行して肥満の人の割合が増えた」
(10)「砂糖:甘い依存症 Sugar - A Sweet Addiction」(Youtubeの動画、カリフォルニア大学、2012年5月3日)
https://youtu.be/Xn1cI8FNU6M
「生物化学的な動因(欲求)は、毎秒、毎日、毎年、我々に作用する。これに打ち勝つ意志の力を発揮することは誰にも不可能である」
(意思の力だけの問題ではありません。意思の力を強くすることだけを考えても、うまく行かない場合もあるでしょう。依存性薬物の側の問題もあるでしょう。依存性薬物を販売している会社は、意志の力だけを問題にする考えを歓迎するでしょう)