(1)「傷付いた個体を助ける: 進化と仕組み Saving the Injuered: Evolution and Mechanisms 」(Commun Integr Biol. 2017 Nov 3;10(5-6):e1356516.)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5731505/
「傷ついた個体を他の個体が助ける行動は、鳥類、哺乳類、社会性の昆虫で観察される。こうした行動は、社会性の生物において観察される。こうした行動は、助ける個体の包括適応度を上昇させる必要がある。例えば、血縁淘汰や、互恵的利他行動や、グループ淘汰である。ヒトでは共感が重要な仕組みであるが、アリではフェロモンが重要なコミュニケーション手段となっている」

(バナナやトマトなどの植物は、動物に食べものを提供しますが、その代わりに種を遠くに運んでもらいます。多くの果物の実は、そのようなものです。また虫媒花は、昆虫にミツを提供しますが、その代わりに花粉を遠くに運んでもらいます。free riderを罰する仕組みがあっても不思議ではありません。例えば果糖がそれかもしれまん。また、一つの植物に由来する種子がいくつか発育して、各個体が隣接するような場合には、敵対的な資源独占行為を行ないません)

動物が他種の動物を助ける動画 (助ける動物の包括適応度は、どのようにして上がるのでしょうか)
https://www.youtube.com/watch?v=pieJ-GSdyx8
https://www.youtube.com/watch?v=Af4CfwZCAwc
https://www.youtube.com/watch?v=gXM0B_3aEBI
https://www.youtube.com/watch?v=Nubc09jTW-M

(2)「社会性の鳥における救助行動 Rescue behaviour in a social bird 」(Behaviour, 154(4), 403-411)
https://core.ac.uk/download/pdf/232506017.pdf
「救助行動は、協力行動の特別な場合であり、危機に直面した個体を救おうとするので、救助者自身を危険にさらす。救助行動について、ネズミやアリで実験的研究が行われているが、その他の動物における研究は少ない。今回我々は、協力して子育てを行うセーシェル・ウグイスの個体に、救助行動を観察したので報告する。この鳥は、時として『鳥を捕まえる木』の種の房に絡められることがある。1個ないし数個の粘り付く種は、この鳥を飛べなくして、死なせることがある。我々が観察した4例では、同じグループに属する鳥の羽根に付いた粘り付く種を取り去る行動を行った。この救助行動を行う個体は、自分自身がこの種で絡められる危険を冒している。我々が知る限り、これは鳥の救助行動の最初の記録である」

(野生の鳥は賢いので、そのぐらいのことをするでしょう)

(3)「スタンフォードの自分を変える教室」(マクゴニカル、神崎訳、2013年)

「意志力を磨けば人生が変わる」
「運動すれば脳が大きくなる」
「『6時間未満の睡眠』が脳を弱くする」
「疲れていると抵抗できない」
「お菓子の代わりにナッツを食べる」

(意志力を強化する方法は、ふつうの健康法とかなり重なるようです。運動して多く睡眠をとり栄養を良くすると、意志力は強化されるようです)