(1)抗炎症の食事(ハーバード大)
https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/quick-start-guide-to-an-antiinflammation-diet
悪い食品
加工食品
食塩が多い、加えられた砂糖が多い、飽和脂肪が多い
腸内細菌を悪い方へ変える
慢性炎症↑
がん、心臓病、脳卒中、糖尿病などが増える
その他、ソーダ、ジュース、クッキー、バター、アイスクリーム、ココナッツ製品
キャンディ―、サラダドレッシング、トマトソース、塩漬け肉
良い食品
果物、野菜、全粒穀物、魚、豆、ナッツ、種、低脂肪乳、オリーブオイル
(食物繊維、抗酸化作用、ω3オイル、ポリフェノール、不飽和脂肪酸などの点)
(2)ヘルスリテラシーって何?医療情報をうまく活用するには(朝日新聞、2019年)
https://www.asahi.com/articles/SDI201905011824.html
「健康情報を入手・理解・評価・活用する」
「日本人のヘルスリテラシーは諸外国と比べて低い」
(3)批判的ヘルスリテラシー
https://www.shiminkagaku.org/wp/wp-content/uploads/ヘルスリテラシー講座_01_web_total.pdf
「ヘルスリテラシーとは『健康や医療に関する情報を入手し、理解し、評価し、活用できる力』ということである」
「日本人のヘルスリテラシーは、欧州8ヵ国、アジア6か国と比較して、最も低い水準にある」
「糖尿病や脂質異常症などの慢性疾患を管理するスキルも、先進国の中で日本は最下位に近い」
(4)栄養健康リテラシーの時代(2016年)
http://www.nutrepi.m.u-tokyo.ac.jp/publication/review_j/3846.pdf
「 日本は栄養疫学研究が きわめて低調な国である」
(5)新型コロナ騒動から考える日本人の「ヘルスリテラシー」(2020年4月2日)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200402-00010002-nipponcom-soci&p=4
「ヘルスリテラシーが高いとは、正しい情報を入手して最終的に自分の健康に関わる意思決定ができるということだ」
「日本では、専門的判断は医者任せという傾向が強かった」
「多くの専門家が、現状を見かねて個人で情報発信してくれることは大変貴重(である)」
(6)新型コロナ感染症:日本で「PCR検査が少ない」のは「国民のリテラシーが低い」からか?(2020年4月30日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200430-00175981/
「かかりつけ医を持つ人が少なく、広汎で全般的な医療情報をわかりやすく提供できる医師や看護師の数も少ない。つまり、日本人は健康リテラシーを持ちたくても持てない環境に置かれ続けてきた」
(7)「新型コロナウイルスの検査:外出制限を解除する方法 Testing for COVID-19: A way to lift confinement restrictions」(2020年5月4日)(OECD)
https://read.oecd-ilibrary.org/view/?ref=129_129658-l62d7lr66u&title=Testing-for-COVID-19-A-way-to-lift-confinement-restrictions
「ワクチンや効果的な治療が開発される前に、全ての接触制限を解除すれば、感染率はまた急速にリバウンドするであろう」
「急速に感染を抑え込んだのであれば、さらに多くの人で検査して、今感染している人を見つけ出す必要がある」
「検査は、次の3つの目的で行うことができる。
1.局所的な感染の勃発を防ぐ
2.免疫ができて安全に仕事へ復帰できる人を特定する
3.蔓延状態の変遷について現状を把握する(人々の免疫が感染勃発を防ぐ閾値に達したかどうかを含む)」
(8)「日本の包括的な健康リテラシーはヨーロッパより低い:健康リテラシーについての日本語による妥当な質問紙調査 Comprehensive health literacy in Japan is lower than in Europe: A validated Japanese-language assessment of health literacy」(2015年)
https://www.researchgate.net/publication/277666193_Comprehensive_health_literacy_in_Japan_is_lower_than_in_Europe_A_validated_Japanese-language_assessment_of_health_literacy
「日本の包括的な健康リテラシーはヨーロッパより低い」
「日本のプライマリー・ヘルスケア・システム(一次診療制度)は、効果的ではない」
(9)カフェインとは何か
カフェインは、アデノシン・レセプターA2Aのアンタゴニスト(拮抗薬)である。
アデノシンがアデノシン・レセプターと結合すると精神的活動が落ちる。眠くなる
カフェインはアデノシンに拮抗する。アデノシン濃度が下がれば、脳内ドパミン濃度が上がる。
ドパミン(報酬系回路)
(カフェイン飲料を飲むと、眠けが消えて、報酬系回路が活性化されます)
(10)ニコチンとは何か
ニコチンは、ニコチン性アセチルコリン受容体のアゴニスト(作動薬)である。
ニコチンが、脳のニコチン性アセチルコリン受容体と結合する→ドパミンが出る(報酬系回路)
(タバコを吸うと、副交感神経が刺激され、ほっとした気分になります。そして報酬系回路が活性化されます)
(11)アルコールとは何か
「アルコールの作用部位については決まっていない。通常飲酒する程度の濃度の場合、アルコールは受容体を構成する蛋白に結合して機能を変化させる。アルコールは、中脳辺縁系や側坐核におけるドパミン放出を増加させる」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/21/1/21_39/_pdf/-char/j
(アルコール飲料を飲むと、脳の活動は全般的に低下します。脳の新皮質の方が、脳幹部よりも大きく機能低下します。脳の新皮質は、社会性とか倫理性とかを司る部位であり、脳幹部は、欲求を司る部位です。制約から解放されたような気がします。そして、報酬系回路が活性化されます)