ビタミンDの続き


(1)「ビタミンD」(MSDマニュアル家庭版)
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/11-%E6%A0%84%E9%A4%8A%E9%9A%9C%E5%AE%B3/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3d
「ビタミンD欠乏症は世界中でよくみられる。最も多いのは、皮膚が十分な日光を浴びていないときに起こる欠乏症である。天然の(栄養強化されていない)食物だけで欠乏症を予防できるほどのビタミンDが供給できることはめったにない」
「ビタミンD欠乏症は主として、高齢者や介護施設などの施設に暮らす人など、屋外で過ごす時間が短い人に起こる」
「高齢者は ビタミンD欠乏症を起こしやす(い)」(理由が6つ挙げられています)
「多くの人がビタミンDのサプリメントを摂取する必要がある。日光不足を補えるほどの ビタミンDを含む天然の食物はめったにない」
「ビタミンDのサプリメントは、高齢者や自宅から出られない人、長期療養施設で暮らしている人など、リスクがある人には特に重要である。欠乏症を予防するためには、高齢者は通常、ビタミンDをサプリメントで毎日800IU服用するべきである」(800IU=20μgです)
「米国とカナダでは、市販の液体の牛乳は ビタミンDで栄養強化されている」(日本では栄養強化されていません)


(私は紫外線予防の遮光をしていたときには1日3回魚を食べていました。そして毎日きくらげを食べていました。そのぐらいしないと食事からビタミンDを補うのは困難です。私は最近は逆に積極的に日光浴をしています。ただし休みの日だけです。帽子をかぶります。今はビタミンDのサプリメントを飲んでいます)
 

(2)「ビタミンDの基礎知識」(東京慈恵医大付属柏病院)
http://www.jikei.ac.jp/hospital/kashiwa/sinryo/40_02w7.html
「日本人の8割でビタミンDは不足しており、4割で欠乏していると言われている。(中略)。ビタミンDを食事からは十分に摂取することは困難で、日光に当たることにより皮膚で合成されるが、現代社会で日光を十分当たることは危険でもある。病院で処方できるビタミンDは活性型であり、医師の管理下に内服しないと副作用の危険がある。ビタミンDサプリメントは天然型のビタミンDなので補充する危険は少ない」


(3)大塚製薬ネイチャーメイド、ビタミンD、25μg、90錠(686円+送料)
(私はこれを飲んでいます。私の親にも飲んでもらっています。患者さんにもお勧めしています)


(4)ナウフーズ、高効力ビタミンD-3、2000IU、120ソフトジェル(475円+送料)
(2000IU=50μgです)
(こちらの方が倍量でしかも安いですね。乗り換えるかどうか検討しています)


(5)厚生労働省、ビタミンD、(海外の情報)
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/10.html
「米国で流通している牛乳のほとんどが1クォート(=0.946ℓ)当たり400 IUのビタミンDで強化されている」(400IU=10μgです)
「(米国の)ビタミンDの推奨摂取量は、日光曝露の少ない場合を仮定して設定されている」(日本は仮定していません)
「高齢者の皮膚は若い時と比べて日光からのビタミンD生成効率が悪く、また、ビタミンDを活性型に変換する腎機能も低下している」(厚生労働省の「日本人の栄養摂取基準」によれば、「高齢者の推奨摂取量を若い人より増やす根拠は無い」そうで、若い人と同じになっています)


(6)「ビタミンD、日光、最適な健康:すべてを同時に Vitamin D, Sunshine, Optimal Health: Putting it all Together」 (カリフォルニア大学テレビ UCTV)
https://www.youtube.com/watch?v=B9SNfrE7P1s
「マサイ族やハッザ族の血清25(OH)ビタミンDの濃度は平均して、46ng/mlである」
「夏に屋外で働く人の血清25(OH)ビタミンDの濃度は、60~80ng/mlである」
「血清25(OH)ビタミンDの濃度が40mg/dl以下であれば、それは体のたいていのシステムにとって最適ではない」
「ビタミンDがあれば、うまく行く」
「ボルチモア加齢研究では70~79歳の女性を血清25(OH)ビタミンDの濃度で4群に分けて収集した。最も多かった27ng/ml以上のグループは、最も低かった15ng/ml以下のグループに比較して、死亡数は4分の1であった」


(7)光り輝くビタミンDは健康に良い The D-Lightful Vitamin D for Health (ボストン大学 Boston University)
https://www.youtube.com/watch?v=EP81YMvs4yI
「ゴリラの赤ん坊が日光不足でビタミンD欠乏症になったが、ビタミンDの投与で改善した」
「トカゲの子どもが日光不足でビタミンD欠乏症になったが、ビタミンDの投与で改善した」
「腎機能低下がある場合には、天然型でなく活性型のビタミンDが望ましい」
「ビタミンDは食物中には、わずかしか含まれない」
(須田立雄先生が登場されます)


(8)「生物の進化と老化の観点から見た骨 - Japan Acad」(須田立雄教授、平成21年)
https://www.japan-acad.go.jp/pdf/kouen/51-2.pdf
「日本における活性型ビタミンD3の市場は、2007年には4億2500万ドルであった。これは骨粗鬆症の薬剤の市場の27.9%を占めた」


(9)私のデータ、私の解答:ビタミンD My Data - My Answers: Vitamin D (カリフォルニア大学テレビ UCTV)
https://www.youtube.com/watch?v=DZ5rvMKcvwM
「ある研究によれば、血清25(OH)ビタミンDの濃度が40ng/ml以上の人は、20未満の人に比べて、風邪をひくことが16%減少し、インフルエンザにかかる割合が50%減少した」


(10)ビタミンDと公衆衛生の実践 Vitamin D and Public Health Practice (カリフォルニア大学テレビ UCTV)
https://www.youtube.com/watch?v=tTmD1YrUK7w
「我々の体のすべての細胞には、ビタミンDのレセプターがある」