(1)タバコ流行の抑制(世界銀行、1999年)
http://www.health-net.or.jp/tobacco/sekaiginkou/Title.html#Contents

たばこ税引き上げ
「増税により実際にたばこの消費は大幅に削減される。増税によって最も大きな影響を受けるのは高齢者ではなく、値上げに敏感な若者だという点はとくに重要である。また、増税によってたばこの需要が急激に減少するのは、高所得諸国ではなく、喫煙者が値上げにより敏感に反応する低・中所得諸国の方だという点も同様に重要である。(中略)。各地域で紙巻たばこの平均推定価格の10%を持続的に実質値上げした場合、世界中でたばこをやめる者は4,000万人、また値上げがなければ始めていたであろう喫煙を思いとどまる者の数はそれ以上になる」(第4章 タバコの需要削減策)
 

(2)「正解は一つじゃない 子育てする動物たち」(齋藤、2019年)
(父親による子育てが行われるのは、一夫一妻制の場合やオスのナワバリ内でメスが産卵する場合など、父親自身の子であることがある程度以上確信できる場合です。一夫多妻の場合では、父親自身の子であることが確信できても、父親があまり子育てをしないこともあります)


(3)「ファクトフルネス」(ロスリング、上杉訳、2018年)
「ファクトフルネスとは……『恐ろしいものには、自然と目がいってしまう』ことに気づくこと。恐怖と危険は違うことに気づくこと。人は誰しも『身体的な危害』『拘束』『毒』を恐れているが、それがリスクの過大評価につながっている」
(著者は、本書を執筆中に病死されました。事故のリスクは過大評価され、病死のリスクは過小評価されます(Slovic)。我々の恐怖心は、石器時代までの死亡の分布に基づいて形成されています)


(4)「身銭を切れ」(タレブ、望月訳、2018年)
「大事なのは、議論に勝つことじゃない。勝つことだ」
(ダーウインは議論しませんでした)
「人生で重要なのは、結果の予測を的中させる頻度ではなく、的中させたときにどれだけ儲けるかだ」
「社会全体の成長は、経済の成長であれ道徳の成長であれ、ほんの一握りの人々から始まる」


(5)「生活体は常に正しい The organism is always right」
http://www.southernfriedscience.com/the-organism-is-always-right/
「動物の行動と我々の解釈が食い違うときは、動物の行動の方が常に正しい」


(6)「行動分析を議論するための10のルール Ten Rules for Discussing Behavior Analysis」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4711763/
 1. 生活体は常に正しい
 2. 行動は個人的なものではない
 3. 行動には機能がある
 4. 相手の行動の改善を支援するために、自分の行動を変えよ
 5. 行動は少しずつ変わる
 6. 扱いやすい課題を一つだけ取り上げよ
 7. 治療するより予防する方が容易である    
 8. 証拠に基づいて行え
 9. 練習を繰り返せば技術は向上する
 10.相手の行動が変わらないのは、自分の落ち度である


(7)「スマホの誘惑に打ち勝つヒント」(勝間和代、Youtubeの動画)
https://www.youtube.com/watch?v=J7dU0pDy_oU
・スマホはテレビと同じである
・キンドルで読書するとき以外は電源を切っている
・電話はルス電にしている