(1)「アルコール(物質使用障害の管理) Alcohol(Management of substance abuse)」(WHO)
https://www.who.int/substance_abuse/facts/alcohol/en/
・アルコール消費
世界で、15歳以上の人のうち61.7%の人はこの12ヶ月でアルコールを摂取していない。この割合は女性の方が大きい。
一般に、その国の経済が発展するほど、酒を飲む人の割合は増加する。
・アルコールによる健康障害
2012年では、世界の死亡の5.9%はアルコールによるものであると評価される。これにも男女差がある。また大きい地域差がある。
・対策
2010年にWHOの193の参加国の全ては、WHOのアルコール世界戦略に合意した。
多くの国は、国家政策があると報告している。
(2)「アルコール使用障害の治療 Treatment Alcohol misuse」(NHS)
https://www.nhs.uk/conditions/alcohol-misuse/treatment/
(AAへのリンクがあります)
https://www.alcoholics-anonymous.org.uk/
(Alcohol Changeへのリンクがあります)
https://alcoholchange.org.uk/
(3)「世界保健機構は、新しいアルコールコントロール政策SAFERを発表する WHO launches SAFER, a new alcohol control initiative」(WHO)
https://www.who.int/substance_abuse/safer/en/
S:Strengthen restrictions on alcohol availability アルコールの入手制限を強化する
A:Advance and enforce drink driving counter measures 飲酒運転対策を強化し進展させる
F:Facilitate access to screening, brief interventions and treatment スクリーニング、簡単な介入、治療へのアクセスを容易にする
E:Enforce bans or comprehensive restrictions on alcohol advertising, sponsorship, and promotion 酒のCM、冠大会、販売促進活動を禁止または制限する
R:Raise prices on alcohol through excise taxes and pricing policies 消費税や価格政策を通じて、アルコールの価格を上げる
(依存症の治療は、効果が不確実です。これに対して、環境対策は、効果が確実です)
(4)「日本は技術競争で負けつつある」(CNN、2019.11.25)
https://edition.cnn.com/2019/11/25/tech/japan-tech-startups/index.html
・民間の技術的な企業で10億ドル以上の価値のある企業は、米国や中国では数百以上あるが、日本ではわずかに3社しかない
・日本企業は、「薄く、小さく」という改善は得意であるが、革新的な変革は苦手である
・日本のサラリーマンは、画一的で、失敗を恐れ、リスクを取ろうとしない
・日本では新興企業が育ちにくい
資金難
政治状況、教育、インフラ、ビジネスの洗練などの点で遅れをとっている
(日本の既存の大企業から見ると、新興企業は自分の地位を脅かす敵に見えるかもしれません)
(5)「電子タバコ e-cigarette」(CDC)
https://www.cdc.gov/tobacco/basic_information/e-cigarettes/severe-lung-disease.html
・電子タバコによる肺疾患が広がっている
・2019年11月20日現在、米国内で2290人の患者が出ている。うち47人が死亡した
・電子タバコの吸入液に加えられたTHC(tetra-hydro-cannnabinol)に添加されたビタミンEアセテートが原因であると疑われている
・ビタミンEアセテートは、服薬しても皮膚に塗布しても問題ないが、吸入すると肺に障害を起こす
・次は、2019年12月5日に続報を発表する
https://www.cdc.gov/media/releases/2019/1205-nyts-2019.html
(6)「アルコール依存症 Alcoholism」(Wikipedia英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/Alcoholism
米国の政府統計によれば、2002年に少なくとも1年以上アルコール依存症の状態にあった人の1年後の状態は次のようであった。
・25%‥‥‥アルコール依存症の状態が続く
・27.3%‥‥一部寛解(一部の症状が残る。飲酒は続く)
・11.8%‥‥寛解(症状は無くなる。飲酒は続く)
・35.9%‥‥完全寛解 うち約半分(17.7%)は「低リスクの飲酒が続く」
うち約半分(18.2%)は「断酒」
「低リスクの飲酒が続く」という人のうち、その95%の人では、1年後に同じ状態を続けておらず、アルコール依存状態であった。
(7)「砂糖依存症」(Wikipedia日本語版)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E7%B3%96%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87
(砂糖は有害であると述べています。実に良い記事です)
(8)「現状を変えようと考えておられるのですか ご自分の方法を選んで下さい Thinking about a change? Choose your approach」(NIH)
https://www.rethinkingdrinking.niaaa.nih.gov/Thinking-about-a-change/support-for-quitting/choose-your-approach.aspx
「
・飲酒をやめるのに自分で行う方法
・飲酒をやめるのに社会グループに参加する方法
・専門家の助力を得る方法
あきらめてはいけません
喫煙や過食や飲酒などの習慣を変えるには、多くの努力が必要になる場合があります。最初の試みでは、うまく行かないかもしれません。後退は、よくあることですが、後退するたびに何かを学ぶことができます。試みを行うたびに目標に近づきます。どの方法を試みるにせよ、正面から取り組んで下さい。
一つの方法がうまく行かなくても、別の方法を試みて下さい。もし、後退が起きても、可能な限り早く元の路線に戻して下さい。長い経過の中では、うまく行く可能性が大きいです。研究によれば、お酒を多く飲んでいる人の多くは、アルコール使用障害の人でも、量をかなり減らすか、あるいは禁酒しています」
(9)「薬物依存症」(Wikipedia日本語版)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E7%89%A9%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87
「依存症の罹患から半分の人々が依存を脱している期間は、ニコチンで26年、アルコールで14年、大麻で6年、コカインで5年である」