(1)「身体的運動の神経生物学的効果 Neurobiological effects of physical exercise」(英語版 Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Neurobiological_effects_of_physical_exercise 

「1日に30分の運動を継続的に行うと、認知機能の一部が持続的に向上する。脳の遺伝子発現が健康的なものになり、神経の可塑性や行動の可塑性が有益なものになる。運動の長期的な効果には、次のようなものがある:神経細胞の成長が持続する。BDNFの作用など神経学的な活動性が増加する。ストレス対処が改善する。行動を意識的にコントロールできることが多くなる。ワーキングメモリーなどが改善される。脳の構造や神経回路が、構造的にも機能的にも改善され、記憶や意図的コントロールが良くなる」
 

(2)「健康な認知機能のためにできる6つのことがら Six steps to cognitive health」(ハーバード大学)
https://www.health.harvard.edu/mind-and-mood/six-steps-to-cognitive-health

・植物を基盤とした食事をする
・常に運動をする
・充分な睡眠をとる
・ストレスをためないようにする
・社会との接触を作る
・脳を刺激し続ける


(3)「自分自身への共感を高める4つの方法 4 ways to boost your self-compassion」(ハーバード大学)
https://www.health.harvard.edu/mental-health/4-ways-to-boost-your-self-compassion

・体を安楽にする
・自分を励ます手紙を書く
・自分を勇気づける
・マインドフルネスを学ぶ(自分の体や心の状態に気づく)


(4)「電子タバコ製品を使うことによって生じる肺の病気の広がり Outbreak of Lung Illness Associated with Using E-cigarette Products」(CDC)
https://www.cdc.gov/tobacco/basic_information/e-cigarettes/severe-lung-disease.html

「電子タバコを吸う人の中に、原因不明の重症の肺病が広がっている。2019年9月6日までに、米国内でこの肺病と思われる450人の患者が報告され、うち5人が死亡している。原因となる物質が何であるか、現在調査中である」


(5)「快活でいるための理由: “楽観的な人は長生きする“という研究報告Reason to be cheerful? 'Optimists live longer' study reports」(NHS)
https://www.nhs.uk/news/mental-health/reason-be-cheerful-optimists-live-longer-study-reports/

「米国内で進行中の2つの調査の参加者(男性の退役軍人、女性の看護師)に対して、楽観的か悲観的かを判定する質問紙を行ったところ、最も楽観的なグループの人は、最も悲観的なグループの人より、9%長生きであった」


(6)「”座る時間を少なくして動く時間を増やせ”というのは長生きするためのカギとなるアドバイスである 」'Sit less, move more' may be key advice for living longer」(NHS)
https://www.nhs.uk/news/lifestyle-and-exercise/sit-less-move-more-may-be-key-advice-living-longer/

「40歳以上の人が、「軽い」を超えた運動を1日60分行うと、最も体を動かさない人々と比較して、死亡が40%減少する」
「坐っている時間が、1日に9.5時間を超えると、健康上のリスクが急上昇する」


(7)「菜食主義者の食事は、心臓病の減少に結びつくが、脳卒中の増加に結びつく Vegetarian diet linked to lower risk of heart disease but higher risk of stroke」(NHS)
https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/vegetarian-diet-linked-lower-risk-heart-disease-higher-risk-stroke/

「英国の大人4万8000人を観察した。菜食主義の人1000人と菜食主義でない人1000人とを比較すると、菜食主義の人では、心臓病の人が10人少なかった。しかし脳卒中の人が2人多かった。増えた脳卒中は、脳梗塞ではなく、脳出血であった」

(脳出血では高血圧との関係が深いので、菜食主義の食事をする上で、食塩摂取が増えたことが考えられます。例えば、売られているお惣菜をたくさん食べたとか、麺類が好きだったとか。)