次のような文書を読みました。

 

「言葉のコード化と同時に運動を行うと、若い成人女性の単語学習の成績が向上する:神経内分泌学的な研究 Physical Exercise during Encoding Improves Vocabulary Learning in Young Female Adults: A Neuroendocrinological Study」
(Schmidt-Kassowら, PLOS ONE, 1 May 2013, Volume 8, Issue 5, e64172)

https://www.bikenlearn.com/wp-content/uploads/2017/04/Physical-Exercis-e-during-Encoding-Improves-vocabulary-learning-in-Young-Femal-Adults.pdf

 

「著者は、ドイツのゲーテ大学の医学心理学研究所に所属している。著者は、計105人の若い女性に対して、運動と単語学習を行って、その効果を測定した。運動は、軽度~中等度の強度でエルゴメーターを使って40分行った。ポーランド語の単語学習をヘッドホンから聞く形で30分行った。

 

・普段よく運動をする人の方が、あまり運動しない人より、単語学習の成績は良かった。

・普段あまり運動をしない人では、運動と同時に単語学習をした方が、成績が良かった。

・普段よく運動をする人では、運動を先にした方が、成績が良かった」

 

 

私は、65歳にしては体を動かすほうですが、たいしたことはありません。私の場合は、左側のグラフのように、運動と同時に単語学習をした方が良いことになります。

 

ダーウィンは、アスリートではありませんが、朝歩いて、午前中に研究をして、昼に歩きました。野口教授もアスリートではありませんが、まず知識を詰め込んでから井の頭公園を歩かれるそうです。白鵬関やヒデさんや愛ちゃんは、トップアスリートですが、たぶん運動のあとで語学の勉強をするのでしょう。