(1)「石器時代の経済学」(サーリンズ、山内訳、1984年)を再度読みました。
狩猟採集生活者は、居住地の近くにあった食べ物を食べ尽くしてしまうと、移動しなければなりません。強固で大型の家を作っても、持ち運ぶことはできません。彼らの所持品は、運搬可能であることが必要です。

(2)「行動経済学の逆襲」(セイラー、遠藤訳、2016年、Kindle版)を再度読みました。
人間は不合理です。しかし、そのことをうまく応用すれば、ナッジ(軽く押すこと)により、ヒトの行動をより良く改善することが可能です。

(3)米国の超一流大学は、良い情報を無料で惜しげもなく流してくれています。
例:ハーバード大学医学部のニュースレター
例:UCTVのビデオ

東大や京都大など日本の大学は、そのような情報提供をしていません。講義では、本に書いてあるようなことをしゃべるだけです。学生が損をしているのです。

アメリカに勉強に行く留学生の数は、日本は、韓国や台湾より下回っています。

(4)「運動しなければならない進化上の理由」(Pontzer、日経サイエンス、2019年4月号)を読みました。
http://www.nikkei-science.com/201904_036.html
サメは、エラが無く排水口があるだけなので、泳ぎ続けていなければ酸素不足で死んでしまいます。我々ヒトの体もそのようなものであるとのことです。

(5)「Vitamin D status and seasonal changes in plasma concentrations of 25-hydroxyvitamin D in office workers in Ankara, Turky トルコのアンカラ市のオフィス職員における血漿ビタミンDの値とその季節変化」(Cinar、Eur J Intern Med. 2014 Feb;25(2):197-201)
21歳から52歳までの事務員の男女計118名に対して2月と8月に血液検査をしてビタミンDの血中濃度を調べた。2月は平均13.8μgであり、8月には平均28.4μgであった。冬には、ビタミンD欠乏症の状態である人が多かった。

(6)「無罪請負人」(弘中、角川oneテーマ21新書、2014年、Kindle版)を読みました。
弁護士が代わったら、ゴーン氏はすぐに保釈されました。外国人記者クラブにおける会見の効果でしょう。