次のような文章を読みました。


(1)(野口悠紀雄先生のツイッター)(H30年11月25日頃)
「我々の生活時間には、無駄な時間帯が沢山ある。これを活用することによって、多くのものを生産することができる」

(2)「アルコール依存症の心理とその支援」(澤山透、2015)(こころの科学、182:7、「依存と嗜癖」)
プロチャスカの多理論統合モデルtrans theoretical model
(薬物依存における行動の変化)
  ・前熟慮期
  ・熟慮期
  ・準備期
  ・実行期
  ・維持期
躊躇している患者‥‥傾聴し共感する
反抗している患者‥‥多くの選択肢を提供する
あきらめている患者‥‥希望を育てる

(3)「食物依存 Food Addiction」(Psychguides、2018年)
https://www.psychguides.com/guides/food-addiction/
「肥満の原因が依存である場合には、患者個人の責任にしたり、患者個人の意思の力に頼ったりする従来のやり方では、充分ではないであろう」

(4)「食物依存の治療プログラム Food Addiction Treatment Program」(Psychguides、2018年)
https://www.psychguides.com/guides/food-addiction-treatment-programs/
「過食症に対して、次のような治療が行われる
・認知行動療法(例:依存行動の解発刺激を同定してそれを避ける)
・弁証法的行動療法(例:感情をコントロールする。ストレスに耐える)
・食事カウンセリング(例:健康的な食習慣を育てる)
・人間関係の精神療法(例:健全なコミュニケーション法を学ぶ)
・患者会(例:12ステップ・プログラム)」

(5)「食物依存の診断と治療 Food Addiction-Diagnosis and Treatment」
http://www.psychiatria-danubina.com/UserDocsImages/pdf/dnb_vol27_no1/dnb_vol27_no1_101.pdf
「研究者達は次のように述べている。『肥満治療の一環として、食物依存があるかどうかのテストを必ず行うべきだ』」

(6)「食物依存を打ち破れ Break Your Food Addictions」(WebMD)
https://www.webmd.com/food-recipes/features/breaking-food-adictions#1
・依存症になっている食物をやめる
・新鮮な果物、野菜、全粒穀物、豆、ナッツや種などを多く食べる
・3週間後には、味覚が変化している (依存症の食物が不要になっている)

(7)「糖を多く摂取すると、精神的な長期予後が悪化する High sugar intake linked with poorer long-term mental health」
https://www.ucl.ac.uk/news/2017/jul/high-sugar-intake-linked-poorer-long-term-mental-health
「砂糖を摂取すると、短期的にはポジティブな感情が引き起こされることが知られている。気分の落ち込みを経験している人は、自分のネガティブな感情を緩和させたいと思って、砂糖の多い食物を摂取するのであろう。しかし我々の研究によれば、砂糖を多く摂取すると、長期的には、その正反対の効果が精神にもたらされる」

(8)「糖があなたの精神に悪影響を与える4つの仕方 4 Way Sugar Could Be Harming Your Mental Health」
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/where-science-meets-the-steps/201309/4-ways-sugar-could-be-harming-your-mental-health
「砂糖摂取により次の4つがもたらされる
1.抑うつ症状
2.依存症
3.不安
4.学習や記憶の低下」

(9)「甘い食品や飲料からの糖の摂取:よくある精神異常やうつ病 Sugar intake from sweet food and beverages, common mental disorder and depression」
https://www.nature.com/articles/s41598-017-05649-7
「砂糖の摂取が少ないほど、良好な精神的健康がもたらされる」

(10)「糖と精神的健康との関連 The Links Between Sugar and Mental Health」
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/neuronarrative/201709/the-link-between-sugar-and-depression-what-you-should-know
「砂糖は、脳の中のBDNFと呼ばれる重要な成長ホルモンの働きを、実際に抑制する」
「砂糖を摂取すると、我々の体の中で、慢性炎症を引き起こす化学的連鎖反応の引き金が引かれる」

(11)「エール大学食物依存スケール修正版バージョン2.0の開発 Development of the Modified Yale Food Addiction Scale Version 2.0」
http://fastlab.psych.lsa.umich.edu/wp-content/uploads/2017/08/Schulte_et_al-2017-European_Eating_Disorders_Review.pdf
「次のような13の質問文がある。
・私は、体の病気になりそうになるまで食べた
・特定の食物の摂取を、やめたり減らしたりしたことがあるが、うまく行かなかった
・私は、過食に疲れたり、体調不良を感じたりして、多くの時間を費やした
・私は、その場所で過食することを恐れて、仕事、学校、社会活動を休んだことがある
・私はたくさん食べることによって感情の上での問題を起こしたが、私は以前と同じように食べた
・私は、以前と同じ分量の食物を食べても、以前ほどの満足感を得られなくなった
・私がある特定の食べ物を食べないことにより、感情の上での問題を起こしたとしても、私は、気持ちを楽にするために、その食品を食べるであろう
・私の友人や私の家族は、私がどのくらい過食するかを心配している
・私は食べ過ぎるので、私が家族の世話をしたり家事をしたりすることの妨げになっている
・私は食べることに気を取られて、あやうくケガをしそうだった(車の運転をする時、道を横切る時、機械を操作する時)
・私はある特定の食べ物を無性に食べたくなって、他のことが何も考えられなくなるほどであった
・私は、食物やそれを食べることについて、生活の中で大きなトラブルを抱えていた。それで、私の日課、仕事、学校、友人、家族、健康において、問題があった
・私は食べることについて、とても困っていた」

(12)最高裁で養育費の検討をしているとのことです。私は、日本語版Wikipedia「養育費」の「共同養育におけと養育費」という項目を書きました(2013年11月12日の当ブログ記事)。私の文を読んでくれたかもしれません。