次の文章を読みました。

(1)「『アトピーは和食で治す』<上><下>下関市立市民病院・永田医師に聞く」
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/113328/
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/114587/
「アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患がなかった昭和30年代前半ごろの『和食』に戻(す)」
「(この療法を行った)1万例以上の症例の約8割において、患者がほぼ満足できる結果が得られている」

(2)「植物油を断てば体調や病気が劇的に改善!」
http://news.livedoor.com/article/detail/10511887/
(永田先生の本を読んで実践したところ、筆者のお子さんのアトピー性皮膚炎が改善したとのことです)

(3)「松本先生に『薬物依存症』を聞く」
https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=30
「本人を専門病院へつなげる前に、まずは家族が精神保健福祉センターに連絡をとり、相談してみるのがよいでしょう」

(4)「"孤立の病"依存症、社会に居場所はあるか」
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03230_01
「依存性になる人の多くは、心の痛みを抱えている」
「つながりを喪失した孤立の病、それが依存症である」

(5)「薬物依存症」(松本、ちくま新書、2018年)
「(断酒・断薬)プログラムで伝えられている情報自体によって断酒・断薬治療効果が出ているのではない(のです)。それではプログラムの何が効果的なのかといえば、おそらくそれは『人とのつながり』です」(p235)

(6)「依存症 Addiction」(ハーバード大学)
https://www.health.harvard.edu/topics/addiction
「たいていの依存は、人に心理的、社会的、生理的な報酬を与える。これらの報酬は、しばしば人を支配するので、依存物質や依存行動は、維持するコストが高くついても、人を引き付け続ける。依存を克服するための鍵となることは、その依存が持つ価値に気が付くことである。ひとたび、自分の依存の価値に気が付けば、その価値を持つ代替を探せばよいのである」

(7)「治療と回復 Treatment and recovery」(米国国立薬物乱用研究所 National Institute on Drug Abuse)
https://www.drugabuse.gov/publications/drugs-brains-behavior-science-addiction/treatment-recovery
「薬物依存症は、治すことはできないが、管理することはできる」

「非常に魅力的な食事は、砂糖、脂肪、食塩を多く含む」

(9)「食物依存 Food addiction」(Wikipedia英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/Food_addiction
「シナイ山病院のPaul Kennyらは、次のことを見つけた。ラットに、通常の健康食と共に脂肪と砂糖の双方が多いチーズケーキを与えたところ、最初は少しかじるだけであったが、ひとたびそれに慣れると、ラットはひっきりなしに食べて非常に肥満した。砂糖だけ多く含むエサや、脂肪だけを多く含むエサでは、ラットは肥満しなかった。チーズケーキがひっこめられると、それに依存していたラットは、健康的なエサには興味を示さずに、飢える方を選択した」

(10)「依存症はどのようにして脳を乗っ取るか How addiction hijacks the brain」(ハーバード大学)
https://www.health.harvard.edu/newsletter_article/how-addiction-hijacks-the-brain
「すべての依存性薬物は、ニコチンからヘロインまで、側坐核にドパミンの強力な増加を引き起こす」

(11)「自然な報酬、神経の可塑性、非薬物の依存症 Natural Rewards, Neuroplasticity, and Non-Drug Addictions」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3139704/
「薬物依存と同様に、非薬物依存においても、渇望、行動コントロール困難、耐性、退薬症状、高率の再発などの症状を呈する」