(1)「人間関係を改善するための脳科学 Brain science to improve your relationships」(ハーバード大学)を読みました。
https://www.health.harvard.edu/blog/brain-science-to-improve-your-relationships-2018100414922

「相手が自分をネガティブに評価するとき、脳のミラー・ニューロンの働きで、自分も相手をネガティブに評価してしまう」

(悪循環になりますね。悪循環を避けるには、相手から自分への評価にかかわりなく、相手の行動だけを見て相手を評価するのが良いようです)

(2)「脂肪への依存:過食は麻薬と同じくらい脳を変える Addicted to Fat: Overeating May Alter the Brain as Much as Hard Drugs」(Scientific American、Katherine Harmon、March 28, 2010)という文章を読みました。
https://www.scientificamerican.com/article/addicted-to-fat-eating/

「高脂肪食を食べるネズミは、コカインやヘロイン中毒のあるネズミと行動の特徴が似ている」

(ネズミは、電気ショックを物ともせずに高脂肪食を食べ続けるとのことです。高脂肪食とか、食塩の摂り過ぎとか、砂糖の摂り過ぎとかは、薬物依存症の側面があるかもしれません。薬物依存症の治療は、少しづつ減らすか一気に減らすかです。他の物に置き換える方法もあります。断酒会や禁煙マラソンのように、患者会が有効な場合があります)

(3)「依存症は一生涯続くのか Does addiction last a lifetime?」(ハーバード大学)を読みました。
https://www.health.harvard.edu/blog/does-addiction-last-a-lifetime-2018100814962

「ある依存症から回復したのであれば、それは、他の新しい依存症への打たれ強さを改善する」

(一つ依存症(嗜癖)のある人は、容易にもう一つの依存症が形成されます。脳になまけぐせができるためです。幸福を手に入れようと思ったら、ふつうは、辛い勉強に励むとか、人々のために懸命に働くとかしなければなりません。しかし、依存症の場合は、薬物を体内に入れるだけで、容易に幸福感が得られます。辛い努力は不要です。マーフィーの「水路づけ」が完成します。

この論文が主張しているのは「一つ依存症を克服した人は、容易にもう一つの依存症を克服できる」ということです。あるいは、その通りかもしれません。私は、タバコをやめてから約30年が経過しました。お酒を全く飲まなくなってから10年以上が経過しています。カフェインや砂糖もほぼやめています。半年間、菜食主義を実践しましたが、今は、天然の魚や貝を食べてもよいことにしています)

(4)次のような文章を書きました。

歯周病のある人(歯肉ポケットを有する人)の割合は、日本の高齢者では約50%です。これは欧米よりやや少ない値です。近年、日本では歯周病のある人の割合は、少しずつ減少する傾向にあります。それで、80歳で20本以上歯が残っている人の割合は、増加する傾向にあります。グラフのように、平成28には、8020達成者は51.2%に増えました(厚生労働省)。
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b6.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-004.html
歯周病は、歯肉の炎症と深い関係があります。



イメージ 1
























                (出典は厚生労働省のホームページ)