(1)「炎症と戦う食べ物 Foods that fight inflammation」(ハーバード大学)を読みました。
https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/foods-that-fight-inflammation

炎症を引き起こす食べ物の例
・精製穀物
・フレンチフライのような揚げた物
・ソーダのような砂糖で甘くした飲み物
・マーガリン、ショートニング、ラード

炎症と戦う食べ物の例
・トマト
・オリーブオイル
・緑色の葉物野菜
・ナッツ
・脂肪の多い魚
・果物
(元の文には、これらの食品の図があります)

(自然な食べ物が体に入るのには問題ありませんが、加工食品のような不自然な食品が体に入ると、腸内細菌や我々の免疫細胞は、外敵が侵入していると判断して、炎症反応を引き起こします。それは戦いの反応です。戦争状態になって、いろいろな弊害が起こります。例えば血圧が上昇し、血糖値が上がります)

(2)「果糖中毒 Fat Chance」(ラスティグ、中里訳、2018年)を読みました。
これは、カリフォルニア大学教授のラスティグ先生の「Fat Chance」の訳です。私は、英語版Wikipediaのラスティグ教授についての記事を訳して日本語版の項目を作成したことがあります。

私は以前、本棚を整理して、英語の本100冊を捨てたことがありましたが、その時に4冊だけ捨てずにとっておきました。「Fat Chance」は、そのうちの1冊です。原文はわかりにくい英語でしたので、訳文ができて私は喜んでいます。

この本には「進化論で推測」というコラムがあります。例えば「プチ断食は肥満を悪化させる」と推測しておられます。

(3)乳幼児健診について調べる機会がありました。ネット上の文書を読みました。
http://www.achmc.pref.aichi.jp/sector/hoken/information/screening_manual.html
https://www.ncchd.go.jp/center/activity/kokoro_jigyo/manual.pdf

本屋では、乳幼児健診の本は見当たりませんでした。ネット上に良い文書があるので、お金を出して本を買う人がいないのでしょう。

(4)ダーウィンは論争をしませんでした。論争するのではなく、科学的な証拠を多く集めました。ハトの品種改良、個体発生、ガラパゴス諸島において種が少しずつ異なること、化石の存在などです。ダーウィンには「観察や事実の収集における勤勉さ」がありました。(ダーウィン自伝、ちくま学芸文庫、p179)

(5)夜間排尿についての動画(5分)を見ました。

「夜間に排尿のために起きることを、夜間排尿と呼ぶ
・膀胱が、充分な量の尿を溜めることができない場合
・腎臓が、膀胱の溜める量より多くの尿を作る場合(夜間多尿)
・多すぎる水分摂取
・利尿作用のある薬を服用
・睡眠時無呼吸など」

(6)「医師の適性は『スネ夫をどう思うか』でわかる」という文書を読みました。

私は、スネ夫をよく知りません。ところでドラえもんは、どら焼きが大好きです。ある患者さんは、どら焼きを毎日7個食べて糖尿病になり、重篤な合併症を発症しておられました。DASHダイエットでは、1日に15g以下の砂糖の摂取が勧められています。料理の味付けだけでも、1日に10gほどの砂糖を使いますから、残りは5gです。子どもの許容量はもっと少量です。マンガを海外へ輸出する際に、喫煙シーンを修正することがあるそうですが、ドラえもんを輸出する際には、どら焼きを修正して、果物に置き換えるのがお勧めです。アンパンマンは玄米マンとし、クッキー・モンスターは果物モンスターにするのがお勧めです。