(2)ハーバード大学のニュース・レターがお勧めする10の食べ物のリストです。
1.ベリー(イチゴなど)‥‥抗酸化物質
2.魚‥‥‥‥‥‥‥‥‥蛋白質、ω3脂肪酸
3.葉もの野菜‥‥‥‥‥ビタミンA、ビタミンC、Ca、ファイトケミカル
4.ナッツ‥‥‥‥‥‥‥一価不飽和脂肪酸
5.オリーブオイル‥‥‥‥ビタミンE、ポリフェノール、一価不飽和脂肪酸
6.全粒穀物‥‥‥‥‥‥ビタミンB、ミネラル
7.(プレーン)ヨーグルト‥良い細菌
8.アブラナ科の野菜‥‥繊維、ファイトケミカル
(ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、カブなど)
9.豆‥‥‥‥‥‥‥‥‥繊維、葉酸、植物性蛋白質
10.トマト‥‥‥‥‥‥‥ビタミンC、リコピン
(3)週刊ダイアモンドの野口教授の文章を読みました。
「お年寄りは、働かないと医療費は安いが、働くと本人負担が大きくなる。年金を減らされることと合わせて、お年寄りが働くことを妨げている。これは悪い制度である」とのことです。
野口先生の指摘は正しいですし、野口先生が目指す方向性も正しいのですが、では具体的にどうすればよいのでしょうか。
一つには、働いているお年寄りの医療費を引き下げることが考えられます。平均的な年金生活者と同じように、外来や入院を1割負担として、高額医療費としては月8000円を超える分を負担しなくてよいとすることが考えられます。しかし、これは昔の老人医療費の無料化とあまり変わりません。お年寄りに対して、不要不急の検査や投薬が行われます。なるべく高い薬が使われるでしょう。
もう一つ、逆に年金だけで生活しているお年寄りの医療費を上げることが考えられます。生活が苦しくなることについては、所得が少ないことに対する援助を増額します。しかし、お金を渡す名目が変わるだけであれば、現実には何も変わりません。お年寄りに先にお金を渡しても、医療を受けてくれるとも限りません。結核のようなうつる病気があります。現物を給付しないと、病院に行けない人の間で結核が蔓延するでしょう。
このように、現実に何をどうすればよいかは、難しい問題です。
ところで、1940年生まれの野口先生は、ますます快調です。知識と知恵は、年齢を重ねるごとに積み重なって行きます。認知症の予防に良いのは、体を動かすことと、頭を使うことです。野口先生はよく歩かれるそうです。
働くことは、人を健康にします。ただし、苦痛が非常に大きい職場は、そうではありません。
https://www.health.harvard.edu/blog/is-retirement-good-for-health-or-bad-for-it-201212105625
https://www.health.harvard.edu/blog/is-retirement-good-for-health-or-bad-for-it-201212105625