次のような文章を書きました。
(1)映画「遠い空の向こうに」を再度見ました。最近、野口教授が紹介しておられました。主人公の青年は、映画「ザ・デイ・アフター・トゥモロウ」のサムと同じ人です。私は、高3の時に2日間だけ、父が勤務する自動車工場で、アルバイトをしたことがあります。
(2)ダーウィンは裕福であったのでお金のために働く必要はありませんでした。ダーウィンは、最初医学部に進みましたが、その後神学部に進みました。ダーウィンのモチベーションは、人類への愛情でした。それで、多くの人が、事実の収集などで協力してくれました。
(3)私が勤務先で処方する薬の3分の1は、1錠5円ほどの薬です。また私が処方する薬の3分の1は、1錠10円ほどの薬です。残りの3分の1は15円~500円です。1錠5円の薬を1日3錠処方しても1日15円で、10日分処方しても150円ほどです。
私が勤務先の100人に処方する薬(経口薬と点滴薬)の代金の総額は、月に計35万円くらいです。この額は、類似の老健と比較すると、やや多い金額ですが、収入総額の月4500万円と比較すると、ごく少ない金額です。要介護以上の重症の人の薬代は、1人1ヶ月3500円ほどで済みます。
先ほどのWHOの文書は次のように述べています。「介護を要する老人は、老人全体のうちの少数である。(中略)。人口が高齢化すると医療費が増大する。しかし思ったほどではない」。実際、その通りです。
お年寄りの方は、10人に1人の割合で心房細動をいう病気を持っておられます。病院や開業医の先生のところから来られた心房細動の患者さんは、しばしば1錠500円の薬(正規薬)を飲んでおられます。私は、それを1錠10円の薬(ジェネリックの薬)に置き換えています。両者は一長一短ありますが、効果は同じです。けいれんを持つ患者さんは、しばしば1錠200円の薬や1錠2000円の薬を飲んでおらおられますが、私は1錠5円の薬(ジェネリックの薬)に置き換えています。一長一短ありますが、効果は同じです。老健の医者は、たいてい私のようにしているはずです。病院や開業医の先生は出来高払い制ですが、老健は定額制です。