このブログを再開します。思ったことを言わないのは、腹が膨れる気がします(徒然草19段)。ただし、進化心理学の勉強は、予定通り、今から1年間休むつもりです。


(1)ギャンブル依存症について勉強をしました。薬物依存症と似た面があるとのことです。また薬物依存症に合併しやすいとのことです。

英国NHS国民健康サービス「ギャンブル依存症」を読みました。
http://www.nhs.uk/Livewell/addiction/Pages/gamblingaddiction.aspx

NHKクローズアップ現代「ギャンブル依存症」「パチンコ依存症」を見ました。
https://www.youtube.com/watch?v=_dmkJv8wpMQ
https://www.youtube.com/watch?v=XTdXloTbGho

その他、Wikipedia日本語版「ギャンブル依存症」を読みました。

身内の人が借金の肩代わりをすると、本人のギャンブル依存を助長することがあるそうです(イネイブラー)。


(2)1日に食べるべき野菜と果物の分量について調べました。

このように、英国政府のNHS(国民健康サービス)は、野菜と果物で、中ぐらいのもの(80g)を1日に最低5個、できれば10個食べることを勧めています。米国政府のDASHダイエットでも、各5個ですから同じです。いずれも、すごい量の野菜と果物です。

私は、かなりの量の野菜と果物を食べているつもりですが、それでも1日に中くらいのものを計6.5個くらいです。それを1日に10個に増やすのは大変です。

2型糖尿病の食事について、英国政府のNHS(国民健康サービス)は、「詳しくは英国糖尿病協会Diabetes UKの記事を参照せよ」と述べています。

英国糖尿病協会のホームページを見ると、「野菜と果物を、中ぐらいのものなら1日に最低5個食べること」と書いてあります。果物の制限は無いようです。


(3)認知刺激療法Cognitive Stimulation Therapyについて調べました。

英国政府のNICE(病院評価機構)は、認知症の患者さんのうち軽症と中等症の人は、この認知行動療法を試みるべきであると述べています(1.6.1.1)。
https://www.nice.org.uk/guidance/CG42/chapter/1-Guidance#integrated-health-and-social-care

日本神経学会の認知症治療のガイドラインによれば、認知刺激療法については「脳に刺激を与え、認知機能そのものの改善を期待する手法で、BPSDにおける改善が期待される」とのことです。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/sinkei_degl_c_2012_04.pdf

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認知刺激療法の具体例は、英国のある施設によれば次のようです。
http://www.memorymatterssw.co.uk/a-cst-session/
・認知症の患者さんのうち、軽度の人と中等度の人を対象とする。
・1回45分、週に2回、7週間行う。
・5,6人で1つのグループを作る。
・グループのメンバーは、一人ずつ名前で呼ばれて尊重される。

(準備活動)
   ・新聞を使って、興味深い記事について話し合う。
   ・柔らかいボールを投げたり、知っている動物の名前を言うなどしてウォーミングアップをする
   ・グループの主題歌を歌う (例えばYou are my sunshine)
(メイン活動の例)
   ・音をいくつか聞いてもらって、いくつかの写真の中から、何の音かを答える。
   ・建物の見取り図を書いて、どこに何があるかを書き込む、
   ・家のパンフレットを見て、昔の家の値段と、現在の家の値段とを比べる。
(終了時の活動)
   ・職員はその日の活動のまとめを述べる。参加した人に感謝する。
   ・グループの主題歌を歌う。
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香港の別の施設でも、5、6人のグループで、1回1時間行うとのことです。認知刺激療法として、次のようなメイン活動を行っているとのことです。
https://www.youtube.com/watch?v=5ys6GSk947c
   ・体を動かす(体操)
   ・ボール投げをする
   ・子どもの遊びをする
   ・紙を使って何かを作る
   ・多種類の積み木を分類する
   ・おもちゃのお金を増やす
   ・数字カードや文字カードで遊ぶ

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また別のサイトです。セントルイス大学医学部のゲートウェイ老年病学教育センターによる認知刺激療法の解説です。

また別のサイトです。ペリー郡記念病院による解説です。