ハーバード大学医学部では、健康についての情報を発信しています。記事を検索することもできます。本など有料の情報もありますが、健康ブログなど無料の情報もあります。

カリフォルニア大学では、UCTVで一般向けの情報提供を行っています。
https://www.youtube.com/watch?v=dBnniua6-oM (砂糖は有害だという話)
http://www.uctv.tv/shows/The-Really-Big-One-29994 (北米の沖で巨大地震が起きるかもしれないという話)
http://www.uctv.tv/

オックスフォード大学出版は、ネット上に英英辞典を提供しています。
http://www.oxforddictionaries.com/

米国の大学では、公開講座が行われており、その内容をネットで読むことができます。以下は、その例です。

このように、世界の一流大学は、一つの重要な情報源となって、我々の役に立ってくれています。

しかし、東大医学部や京大医学部では、一般向けの情報提供は、ごくわずかしか行われていません。
http://www.m.u-tokyo.ac.jp/
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/
http://www.med.kyoto-u.ac.jp/
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/index.html

日本語や英語でいろいろなことについて検索しても、日本の大学の記事にヒットすることは、ほとんどありません。

ところで以下のように、米国の大学は、21歳未満の飲酒に対して退学を含む処分を行うと警告しています。アルコールについての大学の方針に背く者も同様に処分されます。アルコールについての教育プログラムを受講させられる場合もあるとのことです。
https://www.princeton.edu/odus/docs/Alcohol-Brochure.pdf
http://www.bu.edu/safety/alcohol-drugs/

一橋大学の場合は、急性アルコール中毒による死亡だけを防ごうとしているように見えます。
アルコールの危険は、それだけではありません。普通の酩酊でも、転落したり、屋外で寝入ったりする危険があります。アルコールは大脳皮質(理性や規範意識に関係がある)を麻痺させるので、酔うと行動にブレーキがかかりません。国立がんセンターは、アルコールの発がん性により毎年1万8千人ほどが死亡していると述べています。催奇形性もあります。子どもを妊娠する年代の女性は飲まないのがお勧めです。また、アルコールには依存性もあります。若い人ほど影響が強く出ます。「男性は1時間に7~9ミリリットルのアルコールを代謝できる」と書いてありますが、それはflasher(アルコールで顔が赤くなる人。アルコール代謝酵素を持たない人)でもそうなのでしょうか。

人々に必要な情報が伝えられないと、生産性は相対的に低下し、国力は低下します。


追記(H28.1.14)

世界の大学ランキング
Times Higher Educationによる2016年版の世界大学ランキングによるものです。
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2016/world-ranking

・ハーバード大学‥‥‥‥‥6位
・カリフォルニア大学‥‥‥13~44位
・オックスフォード大学‥‥2位
・プリンストン大学‥‥‥‥7位
・ボストン大学‥‥‥‥‥‥64位
・東京大学‥‥‥‥‥‥‥‥43位
・京都大学‥‥‥‥‥‥‥‥88位