以下のような文章を読みました。
(1)「神経心理学の道しるべ」第11章「記憶障害ならびに関連症状」3.7節「無酸素症性健忘」
http://www1.odn.ne.jp/~aag13140/
http://www1.odn.ne.jp/~aag13140/
「脳には無酸素症に特に敏感な領野が存在する。すなわち代謝が活発な部位である。海馬はその一つである。後述のごとく海馬は記憶に密接に関係しており無酸素症に伴ってしばしば記憶障害が出現する」
(2)老年医学update 2007-08 特集「高齢者の腰痛、高齢者の栄養管理」
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/update_07_08.pdf
p34、「要介護高齢者における栄養管理」葛谷雅文
「一般に臨床で観察される低栄養状態は、タンパク質の欠乏とエネルギーの欠乏が複合して起こるProtein-Energy Malnutrition (PEM)がその多くを占める。日本においてはPEMを呈する高齢者は病院外来通院者で約10%(を占める)」
「高齢者の低栄養状態は、身体機能、疾病治癒率、合併症発症率、合併症の程度、入院期間、死亡率に悪影響を及ぼす。特に低栄養が引き起こす免疫機能の低下は感染症の誘因にもなり、高齢者の生命予後を左右する」
(3)厚生労働省「日本人の栄養摂取基準」(2015年)3「高齢者」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042643.pdf
「高齢者のサルコペニア(筋肉量の減少)予防には十分なたんぱく質摂取の必要性が指摘されている」
「少なくとも毎食良質なたんぱく質を25~30g程度摂取しなければ、骨格筋で有効なたんぱく合成が1日を通して維持できない可能性がある」
「食事のみからサルコペニア(筋肉量の減少)・フレイルティ(虚弱)の予防を期待する量のビタミンDを摂取することは困難であるため、適度な日光浴は有効な手段である。具体的には、晴れた日なら10~15分、曇りならば30分程度屋外で過ごすことが勧められる」
(4)「高齢者こそ肉を! 見過ごされる高齢者の栄養失調」NHKクローズアップ現代、2013年11月12日放送
http://www9.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3429.html
http://www9.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3429.html
「一見、健康な高齢者の間で、深刻な事態が進行しています。なんと、70歳以上の5人に1人が、栄養が不足している、いわゆる栄養失調だというのです」
栄養不良だと次のようなことが起きるとのことです。
・生存率が低い(長生きできない傾向がある)
・認知機能の低下を引き起こすリスクが2倍になる
・脳卒中、心臓病のリスクは2.5倍に上がる
・生存率が低い(長生きできない傾向がある)
・認知機能の低下を引き起こすリスクが2倍になる
・脳卒中、心臓病のリスクは2.5倍に上がる
次のような場合には、栄養不足を疑うとのことです。
・1年に4キロも5キロも体重が減ってくる
・だんだん歩く速度が遅くなる
・自分で筋力が落ちてきたと思う
・1年に4キロも5キロも体重が減ってくる
・だんだん歩く速度が遅くなる
・自分で筋力が落ちてきたと思う
(5)「低栄養」健康長寿ネット
http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000100/hpg000000039.htm
http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000100/hpg000000039.htm
「大切なエネルギー源となる肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質は毎日摂取させましょう」
「動物性たんぱく質を効率的に体に取り入れ、体の栄養状態を高めながら生活活動度を高く保つことが大切です」
(6)「高齢者の低栄養、栄養欠乏に警鐘 肉、魚などタンパク源を多様に『日本人の食事摂取基準』」産経ニュース、2014.4.8
http://www.sankei.com/life/print/140408/lif1404080003-c.html
http://www.sankei.com/life/print/140408/lif1404080003-c.html
「年齢とともに筋肉量が減るのは摂取するタンパク質が足りていないため」
「肉や魚などタンパク源となるものをしっかり食べないと筋肉が減ってしまう」