(1)「アルツハイマー病の予防」Preventing Alzheimer's Disease、NIH、National Institute of Aging、2012年
https://d2cauhfh6h4x0p.cloudfront.net/s3fs-public/preventing_alzheimers_disease_0.pdf
これは米国国立健康研究所NIHの国立加齢研究所NIAの文章です。次のような文章がありました。

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運動やその他のタイプの身体的活動は、多くの利点がある。研究によれば、心臓や、腰のラインや、日常活動の遂行のために良い。疫学的研究や介入的研究によれば、身体的運動は、アルツハイマー病や加齢による認知機能低下のリスクを減らす(p9)。

多くの研究によれば、ある種の食事は脳の健康を保つのに役立ち、別の種類の食事は認知機能に有害である。果物、野菜、全粒穀物が多くて、脂肪、砂糖が少ない食事は、心臓病や2型糖尿病などを含む多くの慢性疾患のリスクを減らすことができる(p10)。

ラジオを聞くこと、新聞を読むこと、パズルゲームをすること、博物館や美術館を訪れることなどをよく行う人は、アルツハイマー病になりにくい(p14)。
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そして、この文書は次のように勧めています(p21)。
・常に運動すること
・果物や野菜の多い健康的な食事をすること
・社会的で知的に刺激される活動に従事すること
・血圧が高い場合は下げること
・コレステロールが高い場合は下げること
・健康的な体重を維持すること
・喫煙をやめること
・うつ病があれば治療すること

(2)「オーストラリアの認知症」Dementia in Australia、2012年
http://www.aihw.gov.au/WorkArea/DownloadAsset.aspx?id=10737422943

これは、オーストラリア政府当局の文章です。これは、英国政府のNICEのガイドラインをオーストラリア向けにアレンジしたものであるそうです。
http://www.nice.org.uk/guidance/CG42

(3)「認知症と認知機能障害」(診断と治療のガイドライン)Dementia and Cognitive Impairment、Group Health Cooperative
https://www.ghc.org/all-sites/guidelines/dementia.pdf

米国シアトルの医療生協のようなグループによるガイドラインです。「アセチルコリン・エステレース阻害薬を軽度認知症の人に用いる根拠は無い」という文があります。その他の文書へのリンクが多くあります。