(1)加工肉の発がん性
加工肉に発がん性があることは、予防医学を学ぶ者にとっては、以前からの常識です。

「がんの予防」(国立がん研究センターの本、p29)は、加工肉を、がんのリスクを上げる要因として「確実」であると分類しています。

国際がん研究機関IARCの発がん性リスク分類で、加工肉はグループ1に入っています。グループ1とは、「ヒトに対する発がん性が認められる」ということです。加工肉とは、ハム、ソーセージ、ベーコンなどのことです。

同分類で赤肉はグループ2Aに分類されています。グループ2Aは、「ヒトに対する発がん性がおそらくある」という分類です。
http://monographs.iarc.fr/ENG/Classification/latest_classif.php

米国がん研究所AICRは、IARCの見解を支持し、牛肉、豚肉、羊肉、その他の赤肉を減らし(週に500グラム以下)、ベーコンやソーセージやホットドッグなどの加工肉の摂取を避けるよう勧めています。
https://www.nlm.nih.gov/medlineplus/news/fullstory_155349.html

私は、個人的には、この米国がん研究所AICRの見解に従っています。私は、数年以上にわたって加工肉を食べていません。赤肉の摂取は1回50g×週に4回くらいです。

英国政府の国民健康サービスNHSは、赤肉と加工肉を合わせて1日に90グラム以上食べている人は、1日に70グラムに減らすことを勧めています。
http://www.nhs.uk/Livewell/Goodfood/Pages/red-meat.aspx

同文書は赤肉について説明しています。赤肉とは、牛肉、豚肉、羊肉を含むが、鶏肉やウサギ肉は含まないとのことです。


子どもは、加工肉を摂らずに、赤肉の摂取を減らすのがお勧めです。赤肉をどの程度減らすべきかの基準は見当たりませんでした。薬にならって、7歳で大人の半分、3歳で大人の3分の1とすることが考えられます。

加工肉は、発がん性があるだけでなく、食塩を多く含みます。(WHOは食塩を1日に5グラム以下にするように勧めています。子どもはもっと減らす必要があります)。また、ウインナーソーセージをフライパンで炒めると、高い温度になって焦げ目ができます。いずれも、健康に良くありません。食べないのがお勧めです。

(2)大麦
私は、胚芽大麦(押し麦)を3か月ほど毎日食べましたが、痔に良くないようなので、元の玄米に戻しました。そうしたら痔の具合も良くなりました。玄米は全粒穀物です。世界保健機構WHOや米国国立健康研究所NIHは、全粒穀物の摂取を勧めています。

(3)睡眠時間
最近私は、睡眠時間を1時間増やして、6時間を7時間にしました。そうしたら、目覚まし時計が鳴る前に起きることが多くなりました。また、夢を覚えています。

(4)モールでの歩行
米国政府は最近、モールで歩くことを勧めています。モールとは、巨大商業施設のことで、多くは遊歩道があります。
http://www.cdc.gov/physicalactivity/downloads/mallwalking-guide.pdf

毎日の買い物の前または後に、広く商品を見て歩けば、良い運動になります。

モールの中は、歩くのには理想的な環境です。暑くもなく寒くもなく、雨に濡れる心配もなく、交通事故の心配もなく、犬の心配もありません。階段がありますから、負荷を増やすこともできます。トイレもあるし、ロッカーもあるし、水も売っています。喫茶店もあります。

(5)村上春樹氏の仕事法
村上春樹氏は、テレビを付けず、インターネットも見ず、新聞も流し読みするだけであるそうです。村上氏によれば、ニュースなどはあまり知る必要がないとのことです。

確かに、勉強の前にニュースを見ると、頭の中が、凶悪事件とか、大惨事とか、お金の話とか、のんきな話題とかで満たされてしまい、自分がすべき課題はどこかへ吹き飛んでしまいます。

村上氏は、ギリシアやイタリアに住んでいくつかの小説を書いたそうです。外国にいれば雑事に邪魔される心配がありません。自分の課題に集中できます。

村上氏は、毎朝早く起きて、朝食を作って食べ、その後、40分から100分ほど走るそうです。帰宅後にシャワーを浴びて、それから3、4時間、集中して小説を書くそうです。

村上氏においても、運動と知的活動が、密接に結びついています。

(6)自己達成的な予言self-fulfilling prophecy
NHKためしてガッテンによれば、「年をとると記憶力は衰えるもの」というネガティブな思い込みが、記憶力を低下させるとのことです。

ネガティブな思い込みによって、記憶するための努力をあまり払わなくなって、記憶の悪さが実現してしまうのでしょう。