次のように、テレビゲームは、脳卒中のリハビリに役立つという意見があります。

(1)「脳卒中の患者さんは、テレビゲームからどのようにして利益を得るか」、英国ランカスター大学内の文書、2014年12月4日
http://www.lancaster.ac.uk/news/articles/2014/how-stroke-survivors-could-benefit-from-computer-games-/

脳卒中の患者さんが、任天堂の適切なゲームを行ったところ、腕の動きが改善した。釘をつまんで、穴へ入れる動作が改善した。

(2)「『任天堂のゲームは、脳卒中の患者さんに有益で、単純な作業の遂行に役立つ』」と研究者は述べている」、Mail online 2014年11月22日
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2844920/Wii-games-benefit-stroke-victims-help-perform-simple-tasks-researchers-say.html

身体療法の運動のようなゲームを行えば、脳卒中の患者さんが、日常生活の動作を行う助けになる。ある婦人はゲームで力を付けて、10年間で初めて、皿の水を捨てることができるようになった。

(3)「脳卒中の患者さんを助けるための新しいテレビゲーム」WYFFニュース 2015年7月20日
http://www.wyff4.com/news/new-video-game-aims-to-help-stroke-survivors/34255308

脳卒中の患者さんの腕の動きを改善させるために、Clemson氏は、Duck Duck Punchというゲームを作成した。このゲームは、昨年、全国的規模の大会に出品して、この分野のゲームの2位となった。

(4)「研究:テレビゲームは、脳卒中の患者さんの回復に役立つか?」南カロライナ医科大学内の文書、2015年4月16日
http://academicdepartments.musc.edu/pr/newscenter/2015/duck-duck-punch.html#.VdhhYOTovIU

脳卒中に罹患したBunch氏は、Duck Duck Punchを行った。それは、腕を動かすのに役に立った。Bunch氏は次のように述べた。「私は腕を動かすことができなかった。しかし、このゲームと、戦う心により、私は腕を動かした」。

(5)「研究者は、脳卒中の患者さん用に、家庭用の3Dテレビゲームを作成した」オハイオ州立大学内の文書、2013年11月6日
http://wexnermedical.osu.edu/mediaroom/pressreleaselisting/researchers-develop-at-home-video-game-for-stroke-patients

これは、カヌーを漕いで、川を下るゲームである。急流の岩を避けて、宝の箱を拾う。このゲームを行った患者さんには、運動が速くなるなど、ポジティブな効果が示された。この療法は、たいくつではなく、楽しい。

(6)「テレビゲームは、脳卒中の患者さんが、自分の足で歩くのを助ける」オーストラリアABC放送、2015年3月23日
http://www.abc.net.au/news/2015-05-23/computer-games-used-to-help-stroke-survivors-recover/6487692

テレビゲームが、脳卒中から回復中の患者さんの自立を促進させるかどうかについて、現在、シドニーのいくつかの病院において、試験が進行中である。この試験は、シドニー大学のCathie Sherrington 教授が指揮している。これは、3年間にわたる試験であり、130万ドルの資金が提供されている。この試験のために、両方の足を前後に動かして圧を感知するタイルを踏むという簡単な運動を行うテレビゲームが、シドニー工科大学で作成された。

(7)「テレビゲームは、脳卒中のリハビリに役立つかもしれない」、Medscape、2011年9月14日
http://www.medscape.com/viewarticle/749703

最近発表された文献的研究によれば、これまでに行われた19の研究で、計565人の脳卒中の患者さんに対して、各種のテレビゲームが行われた。テレビゲームにより、患者さんの腕の動きは改善したが、握力は改善せず、歩く速さは改善しなかった。どのようなタイプのテレビゲームを、どのように訓練に取り入れるべきかについて、もっと多くの研究が必要である。