(1)ダッシュダイエット
病院の内科外来を担当をしていて、一番多いのは高血圧の患者さんです。内科外来の患者さんの半分以上の方には、高血圧があります。

一般の高血圧患者さんからみて、ダッシュダイエットの情報は、非常に重要なものであるはずですが、ネット上の日本語の範囲では、何をどうするかについての簡単な説明は見当たりません。

また、日本高血圧学会の「高血圧診療ガイドライン2014」にも、ダッシュダイエットでは何をどうするかについての説明はありません。
http://www.jpnsh.jp/data/jsh2014/jsh2014v1_1.pdf

また、日本医師会雑誌の142巻・特別号「高血圧診療のすべて」(2013年)にも、ダッシュダイエットの内容については書いてありません。

他院から来た高血圧の患者さんに「ダッシュダイエット」はどのようなものかを尋ねても、誰も知りません。医者もあまり知らないのではないでしょうか。

それで私は、日本語版Wikipediaに「ダッシュダイエット」の項目を作りました。米国政府機関のホームページになる記事を参考にして作りました。

今どきの若い人は、ネットを通じて情報収集をします。新たに「あなたは高血圧です」などと言われたら、ネットで自分の病気について検索するでしょう。Wikipediaに書き込んでおけば、読んでくれる可能性があります。

(2)療養食
老人施設で、特定の病気を持つ方に、特別な食事を作ってお出しすると、食事代の加算が認められます。決められた食事代の他に、もう少し多くのお金をもらえるということです。糖尿病食、心臓病食、腎臓病食などがあります。

しかし、高血圧の療養食はありません。療養食についての厚生労働省の文書にも、「高血圧については療養食の加算はできない」とはっきり書いてあります。これはおそらく、「高血圧食というのは、減塩の食事のことである。食事を作る時に、加える食塩の量を減らすだけのことである。わざわざお金を取るほどのことではない」と、厚生労働省は考えているのでしょう。

米国政府は、高血圧の人の食事としてダッシュダイエットを勧めています。ダッシュダイエットは、多くの野菜、多くの果物、低脂肪乳製品を摂取するので、その分のお金がかかります(果物は、缶詰のものを砂糖抜きして使えば安くできます)。

(3)リハビリ
朝起きたら、脳卒中になっていて、私の右手と右足が動かなくなっていたらどうしようと考えます。急性期の医療を受けるとしても、最終的に、右手と右足が動かないのであれば、残念ですが、医者として働くことは困難です。

リハビリを受けて、残った左手と左足を使って移動や食事やトイレを行う訓練を受けます。一連の技術を習得する必要がありますが、3ヶ月ほどあれば習得できるでしょう。

私の場合、インターネットを通じて情報を収集したいという希望があります。そしてインターネットを通じて情報を発信したいという希望があります。左手一本を使って、パソコンのキーボードを操作する練習をする必要があります。しかし、それができれば充分です。そして、Wikipedia日本語版への加筆を続けます。

車イスには乗らず、自力で苦労して歩くなどして、一日中体を動かすつもりです。なるべく、つかまり立ちをして、立ってパソコンを使います。