(1)「1日6時間座っている人は早死する」(坪田一男教授)という本を読みました。

坪田先生の本は、科学的な事実に基づいています。私たちの健康に直結するような重要な事実を、分かりやすく説明して下さっています。

坪田先生は、運動をする人は長生きするが、運動をしない人は早死すると述べておられます。また、運動により、脳の神経細胞が成長すると述べておられます。さらに、座る時間が長いことは、それだけで有害であると述べておられます。現代人の多くは、運動不足であるとのことです。坪田先生御自身は、よく運動をしておられ、充実した生活を送っておられます。また学問的な業績を多くあげておられます。

次のグラフは、この本にあったグラフです。運動時間が増えるに連れて、死亡率が低下することを示しています。

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(2)Wikipedia英語版の「身体的運動」は、次のように述べています。

・身体的運動は、良好な体調を維持するために重要であり、健康的な体重を維持し、健全な骨密度や筋力や関節可動性を維持し、生理学的に良好な状態を推進し、外科的なリスクを減らし、免疫システムを強化するのに良い影響を与える。
・身体的活動の度合いと、心血管疾患による死亡率との間には、直接的な関係がある。また、身体的な活動が少ないことは、冠動脈疾患を来たす独立の危険因子となっている。
・27編の観察的研究によれば、運動が、乳がんと大腸がんの死亡を減らすという一貫した結果がある。
・科学的証拠は、運動が認知症となるリスクを減らしていることを示唆している。
・常に運動をする人は、運動をしない人に比べて、認知症が59%少ない。
・身体的活動や有酸素運動は、お年寄りの認知機能を改善させる。
・身体的活動は、神経成長因子を増加させることにより、認知機能に良い影響を与える。
・身体的活動、特に有酸素運動は、うつ状態を改善させる長期的な効果がある。
・2010年のあるレビューによれば、運動は、ほとんどの人の睡眠を改善させる。