CDCは、体を動かすことの利益を次のように述べています。

「The benefits of physical activity」(Physical activity and health)

(1)体重をコントロールできる
     体を動かすことは、時が経過するにつれて、体重をコントロールする助けに
     なるという強いエビデンスがある。

(2)心血管疾患のリスクを減らす
     週に150分以上の穏やかな有酸素運動は、心血管系疾患や脳血管疾患のリス
     クを減らす。

(3)2型糖尿病とメタボリック症候群のリスクを減らす
     身体的活動は、2型糖尿病やメタボリック症候群になるリスクを減らす。週に
     120分から150分の穏やかな有酸素運動は、低HDLコレステロール血症を減ら
     し、高中性脂肪血症を減らし、高血糖を減らす。

(4)いくつかのがんのリスクを減らす
     身体的活動は、乳がん、大腸がんのリスクを減らす。また子宮内膜がん、肺
     がんのリスクを減らす可能性がある。

(5)骨や筋肉を強化する
     筋力増強運動は、筋肉の量や強さを増す効果がある。

(6)精神的健康や気分を良くする
     常に運動を行うと、思考、学習、判断の技術を鋭敏に保つ助けになる。また、
     うつの状態になるリスクを減らし、安眠をもたらす。

(7)お年寄りの日常生活の遂行能力を改善し、転倒を予防する
     中年者や老年者の内、体を動かす人は、体の機能的な制限を持つリスクが少
     ない。

(8)長生きする可能性を高める
     週に150分の穏やかな有酸素運動を行えば、年を取る前に死亡するリスクを
     減らすことができる。