「夜と霧」フランクル著「夜と霧」を読みました。2回目です。 医者で心理学者のフランクル氏は、アウシュビッツのユダヤ人収容所に収容されました。極限的な状況でしたが、(生死不明の)家族への愛情をよりどころにして、過酷な収容所生活を耐えて生き抜きました。 「このような(過酷な)状態においても人間は愛する眼差しの中に、彼が自分の中にもっている愛する人間の精神的な像を想像して、自らを満たすことができるのである」(p124)。 「彼自身の未来を信ずることのできなかった人間は、収容所で滅亡していった」(p179)