シャーロットさんの動画を見ました。


エリーさんが、ウイスキーの味見をしておられるシーンがありました(4)。

米国の疾病予防センターCDCは、「妊娠している女性や、妊娠を計画している女性は、アルコール飲料を飲んではならない」と述べています。胎児は、有害な物質に対して、非常に傷つきやすい状態にあります。また女性は、男性よりもアルコールの障害を受けやすい状態にあります。
http://www.cdc.gov/alcohol/faqs.htm#drinkPreg

アルコールは、国際がん研究機関IARCがグループ1に分類する発がん物質です。
http://monographs.iarc.fr/ENG/Classification/ClassificationsGroupOrder.pdf

日本の国立がんセンターによれば、がんで死亡した人のうち、6.2%がアルコールを原因とするがんで亡くなったとのことです。がんで死亡するのは、毎年30万人くらいですから、毎年約1万8千人が、アルコールによるがんで死亡している計算になります。
http://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/2832.html

日本産婦人科医会の佐合治彦先生は、「アルコールが催奇形性を有するのは明らか」と述べておられます。アルコールは、また、胎児性アルコール症候群の原因になります。
http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/SENTEN/kouhou/insyu.htm

近年日本では、若い女性の飲酒率は、若い男性の飲酒率を上回っています。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/193569.html
日本医師会雑誌、140巻9号、2011年、p1841

タバコを初めとする依存性薬物は、映画やテレビを通じて、販売促進運動が行われます。

(以上は、拙著「保健学の実践」の第五章「禁酒」にも述べた通りです)
http://www.geocities.jp/rbnmd238/z12alcohol.htm



拙著「砂糖の害」で申し上げたように、砂糖は有害です。また、前に申し上げたように、アメリカ政府は、砂糖は有害であると説明しています(p460、D6、698-848)。

映画「ファミリーゲームThe Parent Trap」の中で、子どもであるのにワインの利き酒をする役を演じたリンジー・ローハンは、後年、アルコール依存症の治療のため、施設に入所しました。また、ウエイン・マクラレン氏は、タバコのCMに出演し、後年、肺がんで死亡しました。後年は、反タバコキャンペーンを行っておられました。
http://matome.naver.jp/odai/2139099206434647301

砂糖菓子のCMに出演した人は、後年、反砂糖キャンペーンを行うかもしれません。砂糖菓子の会社は、砂糖菓子が広く売れても大丈夫なのでしょう。一つの依存性薬物に手を出した人は、別の依存性薬物にも容易に手を出します(ゲートウェイ理論、入門薬物理論)。