(英語版Wikipediaの「Ego」の中の「Super-ego」による)
超自我は、ルール・道徳観・倫理観・良心・禁止・理想などと関係する人柄(パーソナリティ)の一部分である。超自我は、父親の存在や文化的な統制を、象徴的に内在化させたものである。
少年の超自我は、父親の存在を同一視により内在化させながら形成される。フロイトから見れば、超自我の取り込みは、父親の助けによって、父親との同一視が成功したということである。超自我が発達するにつれて、教育者や道徳家など、父親以外の人達からの影響を取り込むことが可能になる。
フロイトはまた、次のように述べている。「女性の超自我は、感情に動かされて気ままである。女性が行う判断は、愛情や敵意のような感情から多くの影響を受けている」。
フロイトはまた、次のように述べている。「女性の超自我は、感情に動かされて気ままである。女性が行う判断は、愛情や敵意のような感情から多くの影響を受けている」。
(2)虫歯について、次のような記事を書いて、Wikipedia「う蝕」に加筆しました。
未開の地では、ブラッシングは行われず、フッ化物は利用されないが、う蝕はほとんど発生しない。米国ではフッ化物の利用は高率であるが、う蝕の発生は多く、日本と大差は無い。う蝕はもっぱら砂糖によって作られる。フッ化物は、う蝕の発生を防ぐのではなく、う蝕のトラブルを約10%減らすだけである。
未開の地では、ブラッシングは行われず、フッ化物は利用されないが、う蝕はほとんど発生しない。米国ではフッ化物の利用は高率であるが、う蝕の発生は多く、日本と大差は無い。う蝕はもっぱら砂糖によって作られる。フッ化物は、う蝕の発生を防ぐのではなく、う蝕のトラブルを約10%減らすだけである。
「Comments on the WHO Draft Guideline: Sugars intake for adults and children」2014年、ロンドン大学名誉教授 WPT James氏ら
http://wphna.org/wp-content/uploads/2014/05/2014-04-NUGAG-Philip-James-Aubrey-Sheiham.pdf
http://wphna.org/wp-content/uploads/2014/05/2014-04-NUGAG-Philip-James-Aubrey-Sheiham.pdf
肥満と低糖質食
野生動物は肥満しません。満腹すれば食べるのやめるからです。野生動物は、食べる量をコントロールしています。未開の人々も同じです。野生のニホンザルは、夏には1日1時間をエサの採集と捕食に充てるそうで、冬には5時間を充てるそうです。エサが、周りに多くあっても、食べ過ぎて肥満するわけではありません。
野生動物は肥満しません。満腹すれば食べるのやめるからです。野生動物は、食べる量をコントロールしています。未開の人々も同じです。野生のニホンザルは、夏には1日1時間をエサの採集と捕食に充てるそうで、冬には5時間を充てるそうです。エサが、周りに多くあっても、食べ過ぎて肥満するわけではありません。
肥満している人は、満腹して食べるのをやめる仕組みが働いていません。満腹したはずなのに食べ過ぎるのです。そのメカニズムを指摘する必要があります。
私は肥満の仕組みを次のように考えています。過食が起きる仕組みです。
1. 砂糖によるもの
砂糖は、消化管の中で、ブドウ糖と果糖に分解されます。ブドウ糖は、血糖値を急上昇させ、インスリンを放出させます。それで、血糖値は急降下します。そして、再び空腹をもたらします。また果糖は、摂取したカロリーとしてカウントされません。血糖値を上昇させず、インスリンを分泌させず、満腹したときに分泌されるホルモンのレプチンを分泌させません。甘いものは、「別腹」です。
砂糖は、消化管の中で、ブドウ糖と果糖に分解されます。ブドウ糖は、血糖値を急上昇させ、インスリンを放出させます。それで、血糖値は急降下します。そして、再び空腹をもたらします。また果糖は、摂取したカロリーとしてカウントされません。血糖値を上昇させず、インスリンを分泌させず、満腹したときに分泌されるホルモンのレプチンを分泌させません。甘いものは、「別腹」です。
2. 味の素によるもの
コンビニで売られているお菓子の多くは、中身はデンプンですが、表面に味の素(グルタミン酸)で味が付けてあります。蛋白質のような味がしますが、中身は蛋白質ではありません。蛋白質を摂ろうとして、お菓子をいくら食べても満たされません。「やめられない、止まらない」というキャッチフレーズのお菓子がありますが、その通りなのです。澱粉(小麦粉)と蛋白質(肉や魚)では、平均すれば値段が10倍ほど異なるので、このようなことが起きます。
コンビニで売られているお菓子の多くは、中身はデンプンですが、表面に味の素(グルタミン酸)で味が付けてあります。蛋白質のような味がしますが、中身は蛋白質ではありません。蛋白質を摂ろうとして、お菓子をいくら食べても満たされません。「やめられない、止まらない」というキャッチフレーズのお菓子がありますが、その通りなのです。澱粉(小麦粉)と蛋白質(肉や魚)では、平均すれば値段が10倍ほど異なるので、このようなことが起きます。
3.不足によるもの
不足する栄養素があれば、その不足が満たされるまで、いくらでも食べます。もし、白米だけで全ての栄養素を摂ろうとすれば、「一升めし」と言われるほど多くを食べる必要があります。また、サラミ、生クリームなど、4種類だけのエサでマウスを育てると、短期間で高度に肥満します。不足する栄養素があるからです。平均的な日本人が不足しやすい栄養素は、カルシウム、ビタミンD、食物繊維、必須脂肪酸などです。
不足する栄養素があれば、その不足が満たされるまで、いくらでも食べます。もし、白米だけで全ての栄養素を摂ろうとすれば、「一升めし」と言われるほど多くを食べる必要があります。また、サラミ、生クリームなど、4種類だけのエサでマウスを育てると、短期間で高度に肥満します。不足する栄養素があるからです。平均的な日本人が不足しやすい栄養素は、カルシウム、ビタミンD、食物繊維、必須脂肪酸などです。
低糖質食(アトキンス・ダイエット)では、砂糖や果糖を摂らないので、上記の1.をクリアーしています。また、デンプンを摂らないので、2.をクリアーしています。また、低糖質食では、主食を摂らない分だけ副食を多く摂ります。副食を制限せずに、好きなだけ摂取します。それで、不足する栄養素は少ないと考えられます。つまり、3.をクリアーしています。
低糖質食(アトキンス・ダイエット)は、過食が起きる仕組みを、いずれもクリアーしています。こうした理由により、肥満治療の短期的な成績が良いのであろうと考えられます。
しかし、低糖質食(アトキンス・ダイエット)には、次のような大きな欠点もあります。
1.低血糖の危険があります。
江部先生によれば、低糖質食では、空きっ腹に焼酎で低血糖が起きることがあるそうです。低血糖では意識が無くなる場合があります。
2.長期の安全性が確立していない。
アトキンス・ダイエットは、ロバート・アトキンス博士が1958年に発表したものです。今になっても長期の安全性が証明ができないのは、要するに危険であるからだと私は考えています。
3.食塩が増えすぎるおそれがある。
もし、町の定食屋でおかずを5品も頼めば、塩分量が、2g×5品=10gのように増える恐れがあります。
4.AGEsやニトロソアミンなど、高温に由来する毒物を、より多く取り込む可能性があります。そうした毒物は、がんを増やす可能性があります。
5.摂取する蛋白質の量が増えすぎる恐れがあります。蛋白質の代謝産物を腎臓から排泄するときに、腎臓に負担になります。
6.栄養素には、ビタミンAのように、許容上限量が決められているものがあり、それを超えてしまう恐れがあります。過剰による病気が起きることがあります。
こうした大きな欠点があるので、世界保健機構WHOや米国政府が勧めるように、全粒穀物をしっかり摂取するのがお勧めです。