砂糖の害について、以下のような文章を読みました。
(1)「Diet and coronary heart disease: why blame fat?」John Judkin、Journal of the Royal Society of Medicine Volume 85 September 1992、
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1293633/pdf/jrsocmed00107-0007.pdf
「純白、この恐ろしきもの」ジョン・ユドキン、坂井訳、1978年、p127
イギリスのユドキン教授は、次のように述べておられます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1293633/pdf/jrsocmed00107-0007.pdf
「純白、この恐ろしきもの」ジョン・ユドキン、坂井訳、1978年、p127
イギリスのユドキン教授は、次のように述べておられます。
「ショ糖(砂糖)は、冠動脈疾患の原因の一つである。
国際統計から得られる情報により判断すると、冠動脈疾患の発生数と脂肪消費量とは、わずかに関係がある程度であるが、冠動脈疾患の発生数と砂糖消費量とは、強い関係がある。また、未開の民族(マサイ族やサンブルー族)は、動物性脂肪と牛乳を多量に消費するが、冠動脈疾患はまれにしか起こらない。我々の研究において、冠動脈疾患の患者さんは、1日に平均147gの砂糖を消費していたが、対照の患者さんは、67gから74gの砂糖を消費していた。
我々の実験において、被験者に、ショ糖を多く含む食事をして頂いたところ、コレステロールやその他の脂質が増加し、善玉HDLコレステロールが減少し、ブドウ糖耐性が低下し、インスリン抵抗性が増加した。こうした変化は、冠動脈疾患に伴ってよく見られる変化である」。
(2)「The toxic truth about sugar」Robert Lustig、Nature,2012年2月2日、vol 482
https://accelerate.ucsf.edu/uploads/pilotawards/1331566366/the_toxic_truth_about_sugar.pdf
カリフォルニア大学のラスティグ教授は、「果糖を慢性的に過剰に摂取し続けると、心筋梗塞に結びつくことがある(脂質異常症、インスリン抵抗性)」と述べておられます。
https://accelerate.ucsf.edu/uploads/pilotawards/1331566366/the_toxic_truth_about_sugar.pdf
カリフォルニア大学のラスティグ教授は、「果糖を慢性的に過剰に摂取し続けると、心筋梗塞に結びつくことがある(脂質異常症、インスリン抵抗性)」と述べておられます。
(3)「Potential role of sugar(fructose) in the epidemic of hypertension, obesity and metabolic syndrome, diabetes, kidney disease, and cardiovascular disease」 Richard Johnsonら、Am J Clin Nutr 2007;86:899-906
http://ajcn.nutrition.org/content/86/4/899.full
コロラド大学のジョンソン教授は、砂糖(果糖)の消費の増加が引き起こした事態として、次のように述べておられます。
http://ajcn.nutrition.org/content/86/4/899.full
コロラド大学のジョンソン教授は、砂糖(果糖)の消費の増加が引き起こした事態として、次のように述べておられます。
・冠動脈疾患は、かつては稀な疾患とされていた。
・1929年にPlattは、冠動脈疾患が家庭医にも普通に見られるまでに増えたと述べた。
・1940年までに、米国で心臓病学(循環器科)が学問分野として成立した。
・1950年には、循環器科の医者は、米国でわずかに500人ほどであった。
・1960年には、世界保健機構WHOは、心血管疾患が蔓延しているとアナウンスした。
・現在、米国には2万5000人の循環器科の医者がいる。
・現在、米国では、年に72万件の心血管系の手術が行われている。
・現在、米国では、死因の37%が心血管系の疾患である。
・こうした心血管系の疾患の増加は、他の国でも認められる。
・1929年にPlattは、冠動脈疾患が家庭医にも普通に見られるまでに増えたと述べた。
・1940年までに、米国で心臓病学(循環器科)が学問分野として成立した。
・1950年には、循環器科の医者は、米国でわずかに500人ほどであった。
・1960年には、世界保健機構WHOは、心血管疾患が蔓延しているとアナウンスした。
・現在、米国には2万5000人の循環器科の医者がいる。
・現在、米国では、年に72万件の心血管系の手術が行われている。
・現在、米国では、死因の37%が心血管系の疾患である。
・こうした心血管系の疾患の増加は、他の国でも認められる。
(4)「Mechanisms for the acute effect of fructose on postprandial lipemia」 Mary Chongら、Am J Clin Nutr 2007;85:1511-20
http://ajcn.nutrition.org/content/85/6/1511.full
英国オックスフォード大学のMary Chong氏らは、次のように述べておられます。
http://ajcn.nutrition.org/content/85/6/1511.full
英国オックスフォード大学のMary Chong氏らは、次のように述べておられます。
「男性8人と女性6人を被験者として、果糖またはブドウ糖を含む飲料を飲んで頂いた。放射性同位元素で追跡した。果糖もブドウ糖も、血液中の中性脂肪TGの濃度を有意に上げ、VLDLコレステロールの濃度を有意に上げた。飲用後の血糖値の上昇は、ブドウ糖を飲んだ被験者に有意に大きかった。飲用後の血液中のインスリンの上昇も、ブドウ糖を飲んだ被験者に有意に大きかった」。
血液中のVLDLコレステロールの濃度が上がると、心血管系の病気が増加します。
(5)「Sugar and Cardiovascular Disease」AHA Scientific Statement、Barbara Howardら、Circulation. 2002;106:523-527
http://circ.ahajournals.org/content/106/4/523.full
MedStar健康研究所のBarbara Howard氏らは、アメリカ心臓病協会AHAの文書の中で、次のような研究を紹介しておられます。
http://circ.ahajournals.org/content/106/4/523.full
MedStar健康研究所のBarbara Howard氏らは、アメリカ心臓病協会AHAの文書の中で、次のような研究を紹介しておられます。
「『看護師健康研究』において、グリセミック負荷の大きい食事をしている女性は、心血管疾患になるリスクが増える。グリセミック負荷の大小で5グループに分けて10年間追跡したところ、グリセミック負荷の最も大きいグループは、最も小さいグループに比較して、2倍以上の心血管系のリスクを持っていた」。
そして著者らは、「多くの砂糖を摂取するのは避けるべきだ」と述べています。