砂糖の害について、次のように調べました。
(1)砂糖とがんの関係について、米国国立がん研究所は次のように述べています。
「砂糖の多い食品は、体重増加を引き起こすことがある。そして体重増加は、いくつかのがんのリスクを増大させる」。
「肥満は次のがんのリスクを増大させる。食道がん、閉経後の乳がん、子宮内膜がん、大腸がん、膵臓がん、甲状腺がん、膀胱がん。その他のがんについてもリスクを増大させる可能性がある」。
(2)英国政府は「砂糖についての真実」という文章の中で次のように述べています。
・英国の栄養調査によれば、ほとんどの大人と子どもは、「健康的でバランスの取れた食事」という観点から見て、砂糖を摂りすぎている。
・砂糖を加えられた食品の多くは、カロリーが高いので、そのような食品を食べると、しばしば体重増加がもたらされる。
・果物や牛乳は糖を含むが、このようなタイプの糖を減らす必要はない。砂糖は、多くの食べ物に加えられている。例えば、甘いお菓子、ケーキ、ビスケット、チョコレート、甘い飲み物、ジュースなどである。我々は、これらの食品を減らす必要がある。
・英国の栄養調査によれば、ほとんどの大人と子どもは、「健康的でバランスの取れた食事」という観点から見て、砂糖を摂りすぎている。
・砂糖を加えられた食品の多くは、カロリーが高いので、そのような食品を食べると、しばしば体重増加がもたらされる。
・果物や牛乳は糖を含むが、このようなタイプの糖を減らす必要はない。砂糖は、多くの食べ物に加えられている。例えば、甘いお菓子、ケーキ、ビスケット、チョコレート、甘い飲み物、ジュースなどである。我々は、これらの食品を減らす必要がある。
-----------------------------------------------------------------
ジョン・ユドキン(1910.8.8-1995.7.12)は、英国の生理学者であり栄養学者である。クイーン・エリザベス大学の栄養学の教授であった。体重減少を希望する者に低炭水化物食を勧めたことと、砂糖を過剰に消費することは健康に悪いと警告したことにより、世界的な名声を獲得した。
ユドキンは、1931年に20歳でケンブリッジ大学の生化学科を卒業した。ユドキンの関心は、過体重の治療と、摂りすぎた場合の砂糖の害にあった。当時は、脂肪の過剰が心臓病の原因であると考えられていたのであるが、食事が改善され脂肪摂取量が減っても心臓病は増え続けていた。ユドキンは、過剰な砂糖が、肥満の原因となるだけでなく、冠動脈疾患の原因であると考えた。ユドキンは1972年に、それまでの証拠を集めて「純白、この恐ろしきもの-砂糖の問題点」という本を書いた。1986年にその本の改訂版を出した。
ユドキンは、政治情勢の悪化でベルリンを離れていたMilly Himmelweitと、1933年に結婚した。彼らの結婚は、1995年に彼女が死亡するまで続いた。彼らの間には3人の息子がある。Michael (1938年生まれ), Jonathan (1944年生まれ2012年死亡) 、 Jeremy (1948年生まれ)である。
カリフォルニア大学の Robert H. Lustig 教授は、「砂糖:苦い真実 Sugar: The Bitter Truth 」というカリフォルニア大学TVの動画の中で、ユドキン博士の業績をたたえた(July 2009)。
-----------------------------------------------------------------