食事についての話です。
 
未開の地に、感染症の人は多くいますが、高血圧の人はおらず、脳卒中の人もいません。また、虫歯のある人もいません。メタボの人もいません。

しかし未開の地に、売店ができると、砂糖や食塩を含んだ物が売られるようになります。そして、急速に虫歯が蔓延するようになります。高血圧の人が、現れて増加し、メタボの人が現れて増加します。

今、日本や欧米に蔓延するような生活習慣病が、未開の地にも発生するのです。それは、砂糖、食塩、精製した小麦、化学調味料が原因です。


アメリカ軍は、戦闘で死亡した兵士を解剖するそうです。朝鮮戦争のとき、銃撃戦で死亡した兵士を解剖したところ、77%の兵士には、冠動脈(心臓自身へ行く動脈)に病変があったそうです。コレステロールや脂肪により、血管が詰まるのです。多くの兵士が、心筋梗塞に結びつく病気を持っていたのです。

それまで、アメリカ軍では、食事については、各自に任されていました。つまり好きな物を好きなだけ食べていたのです。おそらく大量の肉とやアイスクリームを食べたのでしょう。兵士は若い人ですが、食事の内容が悪いと、20代でも、心筋梗塞を起こす一歩手前になってしまうのです。

それ以後、アメリカ軍は、食事の改善を行っています。