厚生労働省の文書「父親の役割」を読みました。これは、平成24年10月に作成された文書の一部分です。以下のように厚生労働省が父親に勧めている内容は、全て良いことです。それらは、子どもの精神的発達を促進させます。父親がぜひすべきことです。この判断の根拠は、ラムLambの本「父親の役割」The Role of the Fathersです。
(1)父親は、母親のお腹にいる「赤ちゃんに話しかけたりしてあげてください」と書かれています。BBCの「パパの生物学」にも、父親がお腹の赤ちゃんに話しかける場面があります。お腹の赤ちゃんは、父親の声を聞き分けて、安心して喜ぶのです。
(2)「(父親は、)外遊びや体を使った遊びなどに対応する」と書かれています。父親は、子どもと荒っぽい遊び rough and tumble play をします。
(3)「(父親は、)子どもの好奇心や自立心をできるだけ尊重した対応をする」と書かれています。父親は、遊びを通じて、子どもが次に進んでゆく世界を子どもに紹介します。父親は、子どもの自立心を養います。これは、何ら難しいことはなく、普通に子どもと遊べば良いだけです。
(4)「(父親は、)学校や放課後児童クラブ行事にできるだけ参加する」と書かれています。父親が学校行事に参加するほど、子どもの学業成績が向上するので、アメリカ政府とアメリカPTAは、父親が子どもの学校に関わるように勧めています。
(5)「(父親は、)子どもの話をよく聞く」と書かれています。ほめたり、しかったり、アドバイスしたりして、子どもに情報提供を行います。
(6)「(父親は、子どもの勉強をみてあげる」と書かれています。父親が子どもの勉強に関わるほど、子どもの学業成績が向上します。
(7)家事・育児の表があり、28項目が挙げられています。これを母親と分担して担当するように勧めています。父親が、なるべく多くの時間をかけて、なるべく多くの局面で子どもに接すると、子どもの発達は、より良好になります。
この他、父親は、「子どもの事故を防止するための対応策をとる」と書かれています。子どもに多い事故が、子どもの年齢別に列挙されています。多くの子どもが事故に遭っています。子どもの事故を予防するのも、父親の重要な役割の一つです。
この文章は、良い文章です。Wikipedia 「父親の役割」の外部リンクに付け加えました。