共同親権は、国家レベルで実現しても良いですが、個々の家庭レベルで実現しても良いわけです。多分、家庭レベルの方が、実現が容易であろうと思います。
 
(1)なぜ共同親権は実現されないのか
・母親側の理由
   一つ間違えると、自分と子どもとの関係が切られるかも知れない
   離婚交渉を有利にするの道具として利用する
   力を示して、仕返しをするため
   
・弁護士、裁判官の理由
   両親が敵対すれば紛争となり、裁判や調停が行われ収入になる
   親子関係が切れてお金が支払われなくなれば、養育費の裁判を行って収入になる
   裁判官は退官すると弁護士になる(共通の利益)
 
(2)なぜ共同親権を実現すべきか
・科学的事実
   片親が育てた子どもは学業成績がより悪く、学校でのトラブルがより多く、社会
       に出てからの地位がより低く、結婚してからもより離婚に終わりやすい
   子どもは父親から多くを吸収して成長する
   
・子どもの利益
   子どもは本心では両方の親に充分に関与してもらうことを望んでいる
   両方の親から多くを受け取って、一人前に成長したい
 
・有利な事情
   科学的事実と一致する
   諸外国がすでに実現している
   諸外国の国民も支持している
   日本も将来そうなる
   マスコミの支持もある
   WHO、UNICEFなどの国際機関も支持している
 
(3)戦略
・弁護士や裁判官に訴える方法
   基本的にうまく行かない
   矛盾がある (彼らが1ヶ月2時間の相場を推進する張本人)
   弁護士は、自分たちの利益を増やそうとして行動する
   彼らを説得しようとしても無駄である
 
・子どもの将来
   単独親権により一番の不利益を蒙るのは子どもである
   子どもが裁判官である (成長後)
   子どもへ記録(証拠)を多く残すことが重要
 
・母親へ
   1回しっかり説明する必要がある (上記の事情について)
   その説明を文書で記録する
   説得する
      子どもが大きくなれば、すべてを理解して、母親との関係が悪化すること
   他の多くの子どもは、離婚についてどう思っているのかを説明する
   子どもの権利条約について説明する
   世界の状況と日本の現状を説明する
      (将来の見通しを説明する)
   子どもの利益と不利益を説明する
      (二人の親が関与することは、子どものために必要である)
   根拠を示す
   母親の反応を記録する (発言や手紙)
   事実が一番説得力がある
 
・裁判より調停、調停より手紙などの直接的交渉が良い
   調停員は、相場でまとめようとするだろう   
   調停員は何も知らない
      (子どもへの離婚の悪影響をどうすれば減らせるかなど)
   調停員は、自分たちの利益に基づいて行動する
   調停員を説得することは困難
   こちらの話を相手方にあまり伝えてもらえない
      (自分で伝える。記録を作って残す)
   離婚裁判自体を戦って、考え直しを要求するのもよい
      (円満な家庭生活を維持する方法を学んだのか)
      (子どもの精神的予後が悪いこと)
   (面会)交流について、先に決める
      (面会交流をすべての案件の前に決めるよう努力する)
   自分の行動原理は、「子どもの権利」の擁護であるべき
       「離婚すれば会わせてやる」という取引に応じない
   裁判は、記録を残す機会である
 
・強制が行われることは多くない
   連れ去り直後に(面会)交流が禁止されていないのなら会えばよい
   可能な限り近くに住む
   有利な判決が出るのを待たずに、合法的な範囲で自分に有利に行動する
 
・父親の役割を果たすこと
   単に一緒に居るだけでは父親の役割を果たしたことにはならない
      (面会)交流の日に遊びのメニューを増やしても同じ
   自分の考え、気持ち、勉強した内容などを記録して子どもに見せる
      (子どもが大きくなってから見ても良い部分もある)
   子どもに愛情を示す(直接的、間接的)
 
・育児計画
   必要である
   アメリカの例を参考にして、もれなく作るのが良い
 
・記録を残すこと
   全体として、必ず勝てる戦いである