Wikipedia の「離婚後共同親権」に以下のような「離婚後共同親権のメリット」という文章を投稿しました。
 
離婚後共同親権のメリット

子どもの精神的な予後が改善する
子どもが精神的に発達するには、父親と母親の双方の関与を必要とする。両親は、それぞれの方法で世界を子どもに紹介する。父親も母親も子どもの発達に重要な役割を果たしている。離婚の悪影響を最小限にするには、子どもが双方の親と、充分な関わり合いを維持することが必要である。ヨーロッパ諸国や南北アメリカ大陸諸国が共同親権に移行した最大の理由は、この点にある。(父親の役割を参照)。

父親と母親の争いが減る
双方の親が、子どもを奪い合えば、対立関係は悪化し争いは激化する。共同親権制度により、子どもを奪い合う必要が無くなれば、双方の親が、子どもの精神的な成長のために、協力する関係が構築される。
ただし、子どもを受け渡す機会が増え、父親と母親が接する機会が増えるので、全体の10~15%のケースでは、争いは悪化する。
 
離婚率が低下する
欧米では、共同親権に移行すると、1~2年以内に、その地域の離婚率が低下することが観察されている。
 
養育費の支払いが増える
子どもと非同居親(多くは父親)が一緒に過ごす時間が増えるに連れて、支払われる養育費の額が増える傾向がある。これも、子どもの精神的な予後を改善させる要因の一つである。
 
子どもの利益に合致する
「両方の親を持つ」というのは、子どもの権利である。子どもは両方の親に育てられることにより精神的な発達を遂げる。双方の親が、子どもの権利を擁護し、子どもの利益を守ることは、子どもと非同居親との関係を改善させるだけでなく、子どもと同居親自身との関係も改善させる。