(1)「 Parental Separation and Divorce: Can We Provide an Ounce of Prevention? 」 (Pediatrics Aug. 1 2002)
全文を無料で読むことができます。「1オンスの予防は、1ポンドの治療に勝る」という諺があります。
全文を無料で読むことができます。「1オンスの予防は、1ポンドの治療に勝る」という諺があります。
子どもの健康診査において、小児科医が親の別居や離婚を予防することが期待されています。1970年代以後の欧米の夫婦関係の研究によって、それが可能になっています。(例えば次の記事を見てください)。
子どもの精神的な問題について、神戸大学の中村先生の文章があります。
ある研究によれば、子どもの精神的問題のうち、半分は親の別居や離婚が原因であるそうです。小児科医は、単に症状に対して薬を処方するだけでなく、子どもの精神的な健全さを確保するために、予防的な働きかけが求められます。小児科医は、家庭不和の予防をしなければならないということです。
(2)「厚労省と新型インフルエンザ」
木村盛世氏の待望の第2弾です。p96では以下のように書かれています。「疫学調査に当たっては、必ず目的を定めて行う必要があります。目的がきちんと定まらない調査は、諸外国では許可されません。なぜなら無駄だからです」。このように述べて、厚労省の行った疫学調査の問題点を指摘しておられます。その通りであろうと思います。
木村盛世氏の待望の第2弾です。p96では以下のように書かれています。「疫学調査に当たっては、必ず目的を定めて行う必要があります。目的がきちんと定まらない調査は、諸外国では許可されません。なぜなら無駄だからです」。このように述べて、厚労省の行った疫学調査の問題点を指摘しておられます。その通りであろうと思います。
(3)「薬なしで生きる」
岡田正彦先生の著書です。p129に木村氏のことが出ています。また、p147で映画「ナイロビの蜂」について触れられています。この映画を入手しました。英語字幕は無かったので、日本語字幕で見ました。
岡田正彦先生の著書です。p129に木村氏のことが出ています。また、p147で映画「ナイロビの蜂」について触れられています。この映画を入手しました。英語字幕は無かったので、日本語字幕で見ました。
公衆衛生対策が理想的には行われていないということは、それにより利益を得ている人たちがいるということです。そういう人たちは、他人の健康を犠牲にしてもお金を儲けるのです。そういう人たちのうち、暗黒社会とつながりのある人が一人でもいれば、この映画のようなことは簡単に起きるでしょう。
(4)「たばこ訴訟の法社会学」
情報量が豊かな本です。編者の法学者の棚瀬孝雄先生は、児童心理学者の棚瀬一代先生の関係者かもしれないと想像しています。文章の雰囲気が似ています。 (後日記。そのようでした。棚瀬法律事務所、親子の絆ガーディアン四国)。
情報量が豊かな本です。編者の法学者の棚瀬孝雄先生は、児童心理学者の棚瀬一代先生の関係者かもしれないと想像しています。文章の雰囲気が似ています。 (後日記。そのようでした。棚瀬法律事務所、親子の絆ガーディアン四国)。
(5)「雉も鳴かずば」 (経、2010年1月号)
梶井厚志先生の文章です。「価値ある自由で率直な意見を引き出すには、言い出した本人には不利益が及ばないことを保証することが肝要になる」と述べておられます。
梶井厚志先生の文章です。「価値ある自由で率直な意見を引き出すには、言い出した本人には不利益が及ばないことを保証することが肝要になる」と述べておられます。
意見を言う人の側でも、不利益を受けないための工夫が必要です。