アサーティブネスについてのBBCのサイトを読みました。
http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/A2998551

アサーティブネス(意見表明)とは、「攻撃的でもなく、受身的でもなく、自分の希望を相手に正しく伝えること」です。相手の利害を押し付けられないようにすることが重要な点です。

BBCは、アサーティブの技法を紹介しています。

(1)壊れたレコード
壊れたレコードのように、自分の主張を何度も繰り返します。

(2)のれんに腕押し
相手から批判されても、のれんに腕押しするように、「そうだね」と賛同して、気にしないことです。批判の持つ破壊的な威力を軽減します。

(3)自分の失敗についての意見表明
自分が失敗したときには、「失敗しました」と認めて、相手から批判があっても、それを受け入れるかどうかを、自分で決めることです。

(4)DESC を述べること
次の4つの点について、相手に意見表明します。
D Description 事態を描写すること
E Express how you feel 自分がどう感じるかを表明すること
S Specify what you want happen 自分の望みをはっきりさせること
C Say what the Consequences will be if your request is not met もし自分の希望が満たされない場合にどういう結末が起きるかを述べること、(あるいは自分の希望が満たされた場合にどういう結末が起きるかを述べること)

このBBCの文章中に、専門家2名の名前が見えます。
1人はManuel J Smith です。著書「When I Say No, I Feel Guilty」が紹介されています。題名を直訳すれば、「私は、ノーと言う時には、後ろめたく感じる」となります。この本は、邦訳されており、邦題は「『うまくいく人』の頭のいい話し方」です。この本は、分かりやすい良い本です。これは1975年に書かれており、アサーティブネスに関する最も古い本ですが、アサーティブネスが必要な理由が充分に説明されています。

交渉に関する本の場合も、最も古い本が、最も分かりやすい本でした(ハーバード流交渉術)。

もう1人は、Susan Jeffersです。本人のホームページがあり、多くの情報を提供しています。著書「Feel The Fear And Do It Anyway」が紹介されています。題名を直訳すれば「恐れを感じても、それでもやってみよう」となります。実際の邦題は「とにかく、やってみよう!」です。

また、このBBCのサイトは、交流分析についても説明しています。