全日本断酒連盟は、「向き合おう!家族」という小冊子を発行しています。
著差の西川先生は、次のように述べています。
「家族は今夜の帰宅と酒乱を、明日の出社を、今月の生活費を、借金の支払いを心配し、ストレスの絶え間がありません」(P8)。
そして、ひとたび断酒が達成されれば、それで問題解決かと言えば、そうでもない場合も多いそうです。
「奥さんが『飲んでいる時の方がましだ』と言う」(P37)。
「『地獄を見たければ、アルコール家庭を見よ』とまで言われる修羅場をくぐり抜けてきた夫婦が、断酒後の人生で離婚を考えるしかない事態にあることは、実に切ないことです」(P3)。