癌の予防

癌の予防は、大人よりも、むしろ、子どもでしっかり行うべきです。子どもは傷つきやすく、有害物質の影響を強く受けます。生殖細胞のDNAが障害を受ければ、その障害は子孫へ引き継がれます。

(A)一次予防
癌の発生を予防するのが、一次予防です。Primaryという言葉には、一次という意味の他に「主要な」とか「重要な」という意味があります。

(1)タバコ
・癌の原因の約3分の1を占める。
・ニコチンパッチにより禁煙達成率が約2倍になる(5%→10%)。
・行動療法も行う。達成率が上がる。
・厚生労働省は、禁煙法の詳細を、ホームページで紹介すべきである。
・アメリカ国立癌研究所では、電話でカウンセリングをしている。日本でもすべきだ。
・厚生行政は、タバコ業者、小売り業者などの影響を受けて、浮動している。

(2)食事
・癌の原因の約3分の1を占める。
・賞味期限を守る。
・塩乾ものを減らす。
・食塩制限をする。
・かびの害を避けるために、ピーナッツを避ける。
・着色された食品を避ける。
・熱いものを摂取しない。
・焦げたものを摂取しない。

(3)放射線
・医療用放射線は、癌の原因の1%であるが、日本では2~3%程度である。
・無駄な放射線を浴びない対策が必要である。しかしうまい手が無い。
・信頼できる開業医を受診すれば、無駄なCTを受けなくて済むかもしれない。
・紫外線対策を行う。
・強い電磁場を避ける。

(4)食品添加物、ダイオキシン、残留農薬、塩素
・発癌性はあるが、人体への影響はあまり大きくない。


(B)二次予防
早期に発見し、早期に治療するというのが、二次予防です。

(1)癌検診
私は、大腸カメラをこれまで4回受けています。また胃カメラを1回受けています。これは、少ない方であると思います。もっと受けるべきです。毎年、胸部レントゲン写真の撮影を受けていますが、これは肺癌の早期発見用ではなく、結核の早期発見用です。

癌検診を受けないのは自由であるが、癌になって保険に負担をかけるのは自由ではありません。受けない人は、割高にするような、予算措置をすべきです。


(C)リンク集
(1)メルク・マニュアル

(2)国立癌センター

(3)安井教授


アイスランドやインドなど、英語を話す国の労働生産性が上がっており、日本など英語を話さない国の生産性はあまり上がっていないようです。英語を話す国では、インターネットにより正しい情報を得て、それを実践しているのだろうと思います。