| リスク・コミュニケーション (続き) |
リスク・コミュニケーションとは、本来は送電線などを作るときに、地元の住民に対して、それを認めてもらうように話をするということです。場合によっては、住民の頑強な反対運動を引き起こしてしまうこともあり、また、そうでないこともあります。リスク・コミュニケーションは、行政の側から、住民対策として発展してきました。
もちろん、それは口先のごまかしということではありません。昨日掲載致しましたWHOの文書を見ても分かるように、出来るだけ早期より、不利な点も含めて、正直に住民に情報提供を行うということです。建設予定の施設は、国内外の安全基準を満たしており、健康に問題が無いことを説明するということです。もちろん、危険が0でない場合は、その施設を出来るだけ辺ぴな所へ建設したり、住民へ充分に補償するなどの合理的な対応が必要となります。
建設計画の早期より、誠実に正直に対応しておけば、不信に基づく頑強な反対を避けることができるということです。