市民団体

先ごろ、松井氏が中西先生を訴えた裁判の１審判決が出ました。中西先生の勝訴となりました。
この裁判に対して、私は意見文を書いています。

リスク・コミュニケーションでは、市民団体と敵対するのではなく、良好な関係を保つことが必要であり、また可能であるとされています。
http://www.maff.go.jp/sogo_shokuryo/kenko/risk.htm
例えば、この文章の「リスクコミュニケーション・神話と対策」によれば、以下のようです。

神話：活動家グループは、根拠無き不安を掻き立てる元凶である。
対策：活動家は国民の怒りを集束する働きをする。環境グループの多くは理性的で責任感がある。彼等と対立するよりも協力するべきである。

裁判の効用の一つは、決着がつくことです。裁判所が結論を示してくれます。もう一つの効用は、関係者のコミュニケーションが行われることです。

この裁判の原告側弁護人は、実はダイオキシン国民会議の活動家です。今回の裁判で、中西先生の考え方を学んだであろうと思います。また、リスク・コミュニケーションについても学んだであろうと思います。