「デビル、制限時間間に合わないんじゃ無い?」
「ああ、俺最後尾ランナーだから間に合わないよ。それより俺の前とはどのくらい間空いてた?」
すれ違うランナーの中に古くからの知り合いのかきたまこたまさんがいて情報交換。どうやらまだ登って行くランナーは比較的近くにいるみたいだ。正直、この時間にこの距離にいると言うことはかなり苦しい走りをしているに違いない。おそらく通常ペースで行けば程なく追いつけるはずだ。
「ナイスラン!!」
坂を降りてくるランナー一人一人に声をかけながら登って行くと、後ろ姿を発見!!
「こんにちは、最後尾です!!」
「げ、デビルマンに追いつかれた!」
かなり苦しそうな二人組に追いつくとあの手この手でなんとか尻を叩いて歩かせる。ふとゼッケンを見ると
「あれ?って言うか○○さんじゃないですか?」
「え、知り合いでしたっけ?」
「アクアラインマラソンの後に友達の友達つながりでFBで繋がったじゃないですか」
この人K市の議員さんなんだよね。知り合い沢山いるので判らなかったようですが、直接話したのでこれで印象に残ったことでしょう。
(提供:最後尾ランナーさん)
「最後尾を後方から撮影するとはこれいかに」
そんなこんなでなんとか清澄寺のエイド49.8キロに辿り着き、最後尾ランナーとして撤収指示をすると降り区間に突入するデビルマンなのでありました…。
《続く》