「すいません、写真撮っても良いですか?」
お約束の撮影タイムの始りだが、今回ばかりはいつもと違う。
「すいません、ありがとうございました」
「いえいえ、ところで写真逆に撮らせてもらっても良いですか?」
「え?ええ…。」
大江戸のチェックポイント撮影用にデジカメ配備しているデビルマン、いつもとは逆にランナーの格好をしている人を激写!いつもいつも撮られるばかりなので、たまには撮る側の気持ちを味わってみよう!
「さあ、お見送りですよ~!」
恒例となっているスタート地点のお見送りにズラッと並ぶおかしな面々。変タイガーにストロングマシン、白いエロ貴公子にハッタマンに仮面ライダーzoffy兄さん、緑鬼に春麗にデビルとここだけ見たらこれから36時間制限の大会に出走するとは思えないだろう。
(このロスタイムのお陰で、今年も優勝争いに絡むのは難しいだろうな…。)
己の走力も全く考えず、いつも恒例の事をほざいていたが、今回もウェーブスタートのためお見送り時間が異様に長い!
それでもきっちり全員をお見送りするのがデビル達の役目なのだ!
招待選手とかじゃないので頼まれたわけではなく全部勝手にやってることですが何か?
そんなこんなで、お見送り軍団が最後尾からゆるゆるとスタートする頃には先頭は三キロは進んでいたであろう…。
スタッフの皆様に見送られながら闘いの火蓋は切られたのでありました。
《続く》